頑迷固陋と罵られようとも、週刊少年サンデーの「クラブサンデー流し」制度に断固反対する

サンサンサン、サーンデー♪
少年、サンデー♪
と、何故かドンキホーテのテーマで口ずさんでしまう程
週刊少年サンデーを愛するルイですこんにちは。
…ちょっと最近「チャンピオンオタク」状態なので
ここらでイメチェンを図ってみた。
ら、なんか異様にワザとらしかった。

週刊少年誌は、四誌とも定期購読しているので
サンデーにも勿論愛着を持っています。
最近は
『ハヤテのごとく!』がガッカリキングダム(?)化しつつも
「キャラを回す」方はともかくとして
「描きたいものを描く」となると、途端にネームが鈍牛化する…

『マギ』『神のみぞ知るセカイ』といった新興エース群は好調。
世界を広げようという『マギ』、
女神探しで上手に2周目にシフトした『神しる』

安定の『結界師』『絶対可憐チルドレン』あたりを担保に
『結界師』は烏森出て面白くなってきそう。
元々ルーチン待ちうけ構造に頼った作劇でもなかったし。
『チルドレン』は、椎名先生なので、まあ粛々と
グランドストーリーに向けて描いていくでしょう。パンチラと一緒に。

新連載の『ARAGO』『ツール』あたりも軌道に乗り始め
『ARAGO』はモチベーションが「死への報い」で
生産的でないのがストーリー発展を邪魔しそうですが
そこに生きるリオという守るべき対象を得て、どうするか。
リオを特別なターゲットにするか、巨悪を作るか…
ロンドン市の悲喜劇短編で回すのもアリでしょうが、それにしては
打つ手が全体的に早いというか、ストーリー進行作劇ですね。
『ツール』は、出だしが六三四だか元気だか知らないが
模倣的すぎて、もうどうにもならないくらいつまらなかったのですが
早々とフランスに到着し、ロードレースの
「システム」「マナー」といった部分に触れてきているので
これまでの名作チャリ漫画とは違う語り口を得られるかも。

(『KING GOLF』も華はないが破天荒主人公モノとして面白い)
悪くない雑誌になってきていると思います。
…でも、「ネームの真理に辿りついちゃった男」
あだち充先生の『クロスゲーム』は次週終わるね…
高橋留美子先生の『境界のRINNE』も、雑誌の顔になるのはゴメン、
とばかりに悠々自適の低血圧作風を突き詰めていらっしゃるので
今こそ、サンデーの地力が問われるような時期に
差し掛かっているかもしれません。
あだち先生は早々に復活しそうな気もするけど(笑)。

そんな『少年サンデー』といえば、
最近は可愛いヒロインが多いのです。
少しご紹介しますと

※正ヒロインではない子がいるかもしれませんが
 僕にはその子が正ヒロインに見えています。←ダメだこいつ

もうなんかペンタッチからしてエロい←褒め言葉
『ARAGO』のリオ。
リオ・ファーディナントとは関係ないらしい(当然)
画像


藤木先生はやっぱりこのあたりの
脇ヒロインがいいんだよ!桃子とか!な
『はじめてのあく』のシズカ。
…キョーコ?誰?しらんなぁ~←
画像


対する(対してない)藤田先生は
『うしおととら』も『からくりサーカス』も
セカンドアタッカーこそが最強!な
『月光条例』のトショイイン。
画像


言葉通りの意味で、作品の「救世主」となった
『最上の命医』の真中さん。
※真中さんの視点位置が確保できたことで、この作品の見通しって
 数倍良くなりましたよね。超然天才キャラを配置したら
 内語たっぷりの常人を置かんとね。
画像


椎名先生特有の「作劇ブレーキ」が強力すぎて
ブースト以上に解除は困難そうながら
それゆえに、作られたナンバーワンよりそれ以外が魅力的!な
椎名ヒロイン。基本的にド頭からこの人ばっかり見てます、な
『絶対可憐チルドレン』の紫穂。
※でもサービスは過ぎるとヒイちゃうから、控えめにね☆
画像


たまに唇を描き込みすぎるとちょっと怖いんだけど
ラフな感じに描くと急にキュートになる
大谷アキラ先生!抑えて!抑えて!な(何言ってんだw)
『ツール!』のジャニー。
画像


その他、言うまでもないクラスとしては
『神のみぞ知るセカイ』のヒロイン群…
(僕は「九条月夜」が好きだけど、少数派過ぎるので主張しないorz
 でも、すぐニヨニヨ笑う子より魅力的だし
 そもそも立ち位置が桂馬の相似形だから…←主張しだしてる)
『マギ』の、ふとましい足がとても魅力的なモルジアナ
同様にふとましいんだけど、こっちは足がどうとかいうより
全体の肉感が凄い、目指せ福満しげゆき先生!な(絶対めざさねぇ)
『オニデレ』のサヤ。アンジーよりはサヤだなァ。
『あおい坂高校』の汗と涙でグジュグジュなチア子ちゃんも
まぁ可愛いですね。もうちょっと我が欲しいけど。

※かつては『ハヤテのごとく!』のマリアさん大好き人間でしたが
 最近は畑先生が全然キャラを扱えてないので割愛orz
 てか、ヒナギクなんて全く面白くないじゃん…
 何であんな…(以下問題発言すぎるので削除)

そう、後は名前自体がエロい(病気です)
『いつわりびと◆空◆』の閨さんもいましたね!
画像

次号よりクラブサンデーで連載します。

な、なんだってーーー!!!orz
※以上、ここに持ってくるまでの壮大すぎるフリ

という事で(笑)『いつわりびと』もクラブサンデー行きとなりました。
僕自身、別に『いつわりびと』を
大層面白いと思っていたわけでもありませんが…
そうはいっても、釈然としない気持ちが残ります。
先々週は『ジオと黄金と禁じられた魔法』も送られましたね
(こっちはそこそこ好きだったorz)

これは掛け値なしに面白かった『GOLDEN AGE』あたりから
始まった、この「少年サンデー→クラブサンデー移籍システム」
通称「クラサン流し」。
※通称って、勝手にそう呼んでるんですが(笑)
『GOLDEN AGE』に関しては、当時人気もそこそこあったように思うし
まずクラブサンデーを運営していく上で、本誌にそこまで響かない
ある程度の「顔」を移籍させてみよう、という
実験臭を感じないでもありませんでしたが
それ以降はすっかり、サンデー下位戦線の皆さんの
斡旋先として定着した感があります。
紙媒体の「先」を探るためにも、
出版社も様々な試行錯誤をしているのでしょう。
その試み自体は否定したくありません。
でも、僕は「クラブサンデー」が、いや「クラサン流し」が気に喰わない。
それは

いくら無料っつっても金出して買う雑誌と違って
アドレス辿って観にいく形式は、なんか意識ハードルが高くて
あんま読む気起きネェ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・じゃなかった(笑)
いかんいかん、つい本音が←本音らしい
そうではなくて、今文句を言いたい理由は

連鎖打ち切りによる「畳み」「巻き」が生み出すエネルギーや
そこで得られる技術、評価というものもあるのではないか?


という感覚があり、今週刊少年サンデーは
打ち切りという歪で悲劇的な「痛み」から、ただ目を背けている
…そう見えてしまうから、批判したいのです。
「消されるな、この想い 忘れるな、我が痛み」(by『ゼーガペイン』)。

勿論先ほど書いた通り、クラブサンデーの試験運用など
様々な目論見があって、単純に言えた話でもないでしょうが
作家的に、いや読者から見た作品的には「そう見える」。
当然、打ち切りなんてならないに越した事はない。
けれど、限られた話数と時間の中
どこまでの着地を見せられるか?というところに
案外、その人の本質的な技量は出ると思うのです。
そこをクラサン流しという安易な延命を施すというのは、
読者にとって作品にとって、また
ある意味では作者にとっても不幸なのではないか、と。
…え?原稿料得られるし続けられるんだから
不幸なわけねーだろ!って?

サーセンその通りです、フヒヒ(笑)←あんまり反省してない

まあ、その辺はあくまでいち読者の立場として、勝手な感覚です。
ただ、ネット移籍して連載を続ける事で、状況に左右されず
物語を編む事ができる、というのは
それだけ聴くと、理想的な形態に思えなくもないけれど
…実際、「週刊少年漫画」というのは
新連載と打ち切りという、競争原理の中でこそ
エネルギーを、技術を、培ってきたわけで。
そこをなあなあにする事は、目先の幸福を生んでも
長期的な視野では、決して…
ええい、まだるっこしいな。
単純に言ってしまえば
トラウマイスタ 5 (少年サンデーコミックス)
小学館
中山 敦支

ユーザレビュー:
スジャータは牧村美樹 ...
成績至上主義(切り捨 ...
惜しい…!広げ出した ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

『トラウマイスタ』みたいな奇跡の作品が、もう生まれなくなるぞ!?

と言いたいのですよ。
この作品の終盤の「巻き力」は、もう圧巻の一語で
単行本でも感じられない事はないとは思いますが
よほど注意深く「単話(週)」ごとに区切らないと難しいですね。
なんなら、一話読んだら一週間寝かせる、くらいの事をした方が
リアルタイム感覚をある程度つかめるかもしれない。

ヒロイン、スジャータさんを爆殺されるあたりから
脅威的なエネルギーが、作品に乗っていった
ある意味で漫画史に残るであろう、打ち切り作品なのですが…。
※中でも僕が一番好きなのは、アインシュタインという敵の処理なんですが
 …うーん、「今週の一番」で
 一番にしそこねたのが悔やまれる(笑)。

この例は、極北のケースだとしても。
自由にならない「終わらされる」中で、どこまで
描きたいものを描くか、込めるか?というのは
言ってみれば、普段から行っているであろう
18Pなら18Pに落とし込む作業、つまりは
「練り(削り)」の究極ケースなんですよね。
中には、淡々と負け戦ムードで巻いていく作品もありますが
やっぱり、そこにこそ作家の矜持を感じられたりもするわけで。
そして、「クラサン流し」はそれを根底から否定している。
だから、僕はそのシステムを否定せざるを得ない。
予め、クラブサンデー用に作品を育てるのは構わない。
けれど、週刊少年サンデーというシステムの中で生まれたのなら
システムの中で揉まれ、システムの中で終わる
それが自然な形ではないか、と思うのです。

今週の『いつわりびと』を読んでいても
閨が告白して「どうなる!?」という所で
次号はクラブサンデー…って、そんな
クラブサンデー行き用の引きスキルとか、要らんから!orz
いや、上手いけど!
あしらわれるとはわかっていても、
多分クラサン行って読むけど!(笑)
↑ダメじゃん
…そんな歪なテクニックを身に着けるより、
生存競争の中で敗れたのなら、敗れたなりに
その場を最大限に活かした方が、「面白さ」には
辿り付けると思うんですけどね。
実際それを為した『トラウマイスタ』の雑誌で
表面的な平和世界が形成されていることに、どこか
薄ら寒さを覚えずにはいられないのでした。
終わりゆく作品のエネルギーの放出も、また
雑誌という一つの作品を彩る、大切な要素なのになぁ。

と、いうわけで!
クラサン流しはんたーい!
せめて閨の告白の結果を見せろー!←え?

この記事へのコメント

通りすがり
2010年02月13日 08:46
こんにちは、通りすがりです。
クラブサンデー流しは賛否両論でしょうね。不人気作をダラダラ続けがちなサンデーの回転を速くするシステムになり得ますが、下手したら作家の生殺しシステムにもなり得ます。
一方、近況のサンデーで「頼りになる新興連載」がほとんど無いのがツライところ。RINNEは流石の安定感でそこそこヒットはするでしょうが雑誌を引っ張るようなパワーは無く、編集一押し(?)のマギは単行本が全く売れていないのが編集の期待と読者の温度差を感じて気懸かりです。単行本売り上げ的には神セカが中堅クラスですが、メジャー誌の看板になるようなタイプの漫画とは思えません。
今年こそ、救世主が現れることを期待してます。
ルイ
2010年02月15日 21:15
通りすがりさん、コメントありがとうございます。
確かにサンデーはそもそも打ち切りサイクルも長い
(5巻前後までは粘らせてくれる?)だけに
一つの「優しい」改善策ではあるのかもしれませんね。
それに書いた通り、漫画家としてはさしあたって困る事はないわけで
今ここで気にしているのは、あくまで
「終わらされかねないという恐怖が生み出すエネルギー」であり
また、「終わらされるという覚悟が生み出すエネルギー」
の話なので、長期的に見てどうなるか、という問題なんですよね。
仰る通り、賛否両論だし、そう単純な話でもないと思います。
まあ、とりあえず片一方の側に立ってモノ言った方が「面白」かろうと。

RINNEはパワー抑えてますねえ。
マギは部分部分でフックかけていけば、遡って
1巻から、という売れ方をする作品と期待しています。
雑誌の中堅クラスを支えるメンツを
ゲッサン(モリタイシ先生とか)やクラブサンデー(福地先生とか)に
分散させているので、今一度分社化した状態というか…
肉付けする前の、生みの苦しみ段階なのかもしれません。同じく今後に期待します。
 
2010年03月06日 22:01
トラウマイスタ、打ち切りが決まってから一気に面白くなった気がしますね。
同様に『トガリ』も打ち切り寸前でもの凄く面白くなった記憶が残ってます。
こういう例は稀だとは思うんですけど、思うことは勿体無いの一言です。

それとは話が変わりますが、
クラブサンデーに移行すると、少し話を進めてハイ終わり!となるのが用意に想像がつくのが嫌な感覚です。
せめて最後まで本誌で連載させてあげても良いような気がするんですが、無理に打ち切られるより、ネットでそれなりに話を進められて締めくくられたほうがいいのでしょうか?
難しいところです。
ルイ
2010年03月19日 07:00
わあ、見落としておりました。
コメントありがとうございます、返事遅れて申し訳ありません、… さん(笑)。

名前NEEEE!!!!!!!!

打ち切りが引き出す割り切りみたいなものもあるとは思います。勿論、打ち切られずに面白くなるのがベストでしょうけどね。仰る通り、「クラブサンデーに移行すると、少し話を進めてハイ終わり」は、上の「打ち切りが決まってから面白い」「打ち切られないけど面白い」の、どちらも生み出さないのではないか?というのがこの記事の主題であります。

>せめて最後まで本誌で連載
サンデーは他少年誌と比べれば「優しい」イメージがありますが
それとて、打ち切り臭を出さないままに「作品が、作品らしく終わる最後まで」連載を続けてしまったら
それはそれで、ただでさえ薄い競争原理がスッカスカになりそうな気もします。
だから、クラサン送りはポジティブに捉えれば
「優しいサンデーなりに、本誌内の連載回転数を少し上げた
妥協のアイデア」なんですよね。
それをわかった上で、うーん…と唸るのが僕の姿勢なんですが。

『ジオと禁じられた魔法』も
なんだか、「タイトル・変えて・ヤーレ」
みたいな作品になってるしなぁ(笑)。
あれならジオ禁はジオ禁で本誌で終わらせちゃって、仕切りなおし新タイトルで勝手に作者内で世界繋げりゃいいじゃん、っていう(笑)。

まあ、クラサン送りもいまだ模索中なのでしょうね。

この記事へのトラックバック