「黒執事 カリーパン」を食べながら、アニメ2期を心配しつつ期待する

コンビニエンスストア「スリーエフ」系列の、
関東エリア限定で販売されている
「黒執事 カリーパン」を購入・食してみました。
そのまま食べるためと、焼いて食べるためとで
地味に2つも買っています。
…おっと。
あくまで、声優高垣彩陽さん応援ブログですから。
※たまに、自分でも何のブログかわからなくなる

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これまで特に、このブログで
『黒執事』を取り上げた事もないというのに、何故?
それは勿論、ネタに困って
アニメ業界を慮っての行動ですよ!!
こういった草の根の周知活動こそ、アニメ業界にとって大切な事。
特に、今回は「深夜アニメ」という所に価値がある。
この黒執事カリーパンをテストケースに、今後
様々な深夜アニメとの
タイアップ商品が生まれるかもしれないわけで。
ここで黒執事ファン層に留まらない
「我々」=深夜アニメファン層、の
一定の購入力を見せ付けない事には、企画が進まないでしょう!?
(ここまで流れるように一気読み)

…タテマエタイム終了~。
いや、別にネタに困ってという事も、↑のような
大仰な目的というわけでもなく
ただ見かけたから買っただけなんですけど(笑)。
アニメの『黒執事』は、かなり好きな作品でしたし
この時期、『true tears』の岡田磨里さんが
『とらドラ!』そして『黒執事』と
立て続けに「後腐れなく終わる2クールもの」
の脚本構成を手がけた事で、
「岡田さんは、業界的に
 ”必殺・終わらせ人”として注目されているのでは?」
などと楽しく妄想を膨らませていたものです。

※『とらドラ!』より、『黒執事』の方が
 岡田磨里「らしさ」は出ていたように思っていますしね。
 「なんのことかわかりませんが
  私は舌でサクランボの茎を結べますよ」
 ↑岡田磨里さん全開ですねえ…


声優さんの力とは侮れないもので、
セバスチャンの声が
同じ「小野大輔」さんであるというだけで
本来『黒執事』とは全く関係のない
『みなみけ おかえり』の
保坂カレーソングが脳内で流れ出す始末。

すべてーはーあーいーのーターメルィック♪(巻き舌)
…あ、ターメリックは入ってないみたいです。

というわけで、食べてみたところ…

こう…
…うん…
………ね。

いや、ホントはここから
筆が一気に進むような凄い感想が
来るかなーと、自分でも期待していたんですけど、正直
150円なりのカレーパンだなァって。
…ミもフタもない(笑)。

や、確かに100円のカレーパンより美味しかったです。
別にアニメキャラの使用料だけで高くなっているわけではない。
特に感じ取れるのが、カレーの「甘み」で
なるほど、チョコレート使用を謳うだけはありました。
単にヒリヒリするカレーと違い、甘みがコクとなっています。
生とトースト、二つの方法で食べてみましたが
やっぱり外側がカリッとなるように、焼いた方が美味しい。
コンビニでは再現できないでしょうから、持ち帰って焼くべし!

うーん、思った以上に話が広がらなかった(笑)。
まあ150円に過度の期待をする方がアレなだけであって
正直、黒基調のデザインも含め、作品性にもマッチした
素晴らしい企画だったと思っています。
次の深夜アニメ企画、なにかな~。

で、今回『黒執事』が取り上げられたのは
当然、アニメの2期が放映される、という事と無関係ではなく。
原作・アニメのヒット、
高垣彩陽ファンとしても無関係ではない、
ラジオの相方兼スフィアものがっかり脚本執筆者
=浅沼晋太郎さんによる舞台も好評で、新作決定。
アニメも2期決定と、ノリノリの勢いを保証に
コンビニが乗っかった、というのが正しいところでしょう。

しかし、2期がどう始まるのかは、全く想像もつかない。
単純に、続編を祝福する一方で
正直「寝かせておけばよかったのに」
という気持ちもないではありません。
それくらい、『黒執事』アニメの終わり方は素晴らしかったから。
その事を振り返る為に
当時書いたEDチェックと、最終回の感想を再掲してみましょう。
まず、EDチェック。

~~~

OPEDのハイエナ 黒執事 後期ED

投稿者:ルイ [2009/02/10 21:19]

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公式サイト= http://www.kuroshitsuji.tv/
絵コンテ・演出=篠原俊哉
作画監督=芝美奈子
原画=清水裕実

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白薔薇の花言葉を調べてみると「尊敬」…尊敬。セバスチャンがシエルに「尊敬」。おお、美しい。

 ダベり好きが高じて普段どうしても文章を長くしてしまうタチの僕としても、さすがにED通して原画4枚PANしてるだけじゃあ語る事ないぞ?みたいな(笑)。しかし、様々な状況を踏まえても極めて良質なEDだと思います。まず単純な事実として、「2クールアニメの後半は制作がキツキツ」。しかし新EDを作らなくてはならない。では、どうするか?その問いへの回答として、かなり美しいEDでしょう。監督が直々にコンテ演出を行う代わりに、アッサリとした静止画。一枚一枚のカットをちゃんと描く事で画面を持たせながら、あとは映像自体の持つ意味、主張で押し切る。ここまでシンプルに90秒世界を完結してみせたら逆に見事で…引き算を極めたようなものになっています。そしてその引き算は、作品への問いに答える事で完成している。

 先ず「“黒執事”とは何か?」→「貴族シエルと、執事セバスチャンの関係性である」。誰でもわかる事ですけど、完全に他のキャラを排してみせた所がその徹底になっています。では次に「その、シエルとセバスチャンの関係性とは何か?」→「契約関係である」。これがポイントです。この2人の関係、もっと色々なものが見える。見えるけれども、最終的には?と言ったら、まず情とかいったものを通り越して、人間と悪魔の命を用いた取引、契約関係に過ぎないわけで。ある意味で「地獄少女」の「紐解いたら契約完了、でも死んだ後魂地獄ね」に近いのですが…「地獄少女」観ていて、その死後のペナルティって感じます?触れない事でワザと「死後」のリアリティの希薄さを表現しているようにも思うのですが、僕はそこがどうしても好きになれない。契約なら、取引なら。対価をなあなあにしてはその重みは出ないだろうと。話を黒執事に戻せば、それは紛れもなく「シエルが死んだ場合」の話なんですよね。

 黒執事は現在も連載中の作品なので、アニメ版が「そこ」まで到達するかは不明です。作品に終了したというイメージを与えられても困るでしょうし、まあオリジナルとして好きにやっちゃって下さい!という作品もある一方、そうでないものもある。ので、この選択自体には、僕はあまり価値を見出していない…というか「描いてくれるなら嬉しいけど、描けないならそういう外部の事情も関わるのだろう」程度の悠然とした構えなんですね。但し!直接描く描かないは別としても、この「核」を感覚として持っていてもらわないと、話にならないとは思っている。その点で監督の篠原さんは、最初のOPからベンチで眠るシエルが消える絵でもってそのあたりの暗示をしっかりと残している。今回のEDで極まったような形ですが、ここを蔑ろにする作り手の「黒執事」なんて安心して観られません。そういう意味では、このEDは約束手形のようなもの。このEDがある限りどう終わったとしても認められるね、楽しめるね、という、篠原監督の視点を保障するものになっていると思います。あとはまあ、ラストカットですけど…これは篠原監督の趣味かなあ…

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 完璧にベックリンの絵画「死の島」ですよね。黒執事なのに白薔薇を撒いているのは、「死の島」で描かれているのが白い棺(くろしつじとしろひつぎ…ゲフン)だったから、というのもあるのでしょうか?
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 僕はPS2ゲーム「ICO」と関連付けてこの絵画を記憶しているんですけど、ICOというゲームは、村で1人角の生えた少年が生贄として島に送り込まれて、そこにいた少女と共に小船で脱出する話…色んな暗喩が感じ取れる設定になっています。「死の島」は、あの作品の感覚に通じるものがある。まあ、ICOとムリに繋げなくても、死出の船出というくらいで。我々にとって死のイメージと「船(水)」のイメージは密接に結びついている。ですから、シエルを乗せた小船を濃いで死の島へと進むこの映像は、誰が観ても、死の島もICOも知らなくてもピンとくるものがあるのではないでしょうか。簡潔にして十全。篠原監督の美観が世界観の奥底とジャストマッチした、美しいEDだと思います。うーん、結局原画四枚にここまでダベる人とはエラい違いだね(笑)!

~~~

そして、最終回感想。

■[アニメ諸評][黒執事] ルイ >> ★★★★★:(最終話・その執事、滔滔)最終話単独ならまぁ五つ星。全体でも★4以上ですね。後で軽く分析かけるかもしれませんが(LDさんが何か書くなら、画像流用すればラクだしw)とりあえずこの聞き慣れない言葉を使ったサブタイが何を言っているかというと「この執事、歪みねぇな!」という事なんですよね(笑)。それは対象を置き換えればこの監督、歪みねぇな!でもあり、この脚本構成、歪みねぇな!という事でもあり、つまりはこの作品、歪みねぇな!という事なのです。歪みねぇ人達による、歪みねぇキャラクターを用いた、歪みねぇ作品。久々にうっとりとするような最終回でした。  <2009/03/31 19:55>


つまり、EDチェックの時点で主張していた
作品の「匂い」、ちゃんと繰り返し言葉にすると
シエルとセバスの間に厳然と存在する「契約関係」。
それを、色々な都合もあるだろうから
におわせるだけでも満足、と書いていたのに
実際はあるがまま、描いてしまったのですよね。
EDの「2人の世界」の美しさが、最終回のBパート全体を支配していて
「こんな美しい最終回Bパート、そうそう観られないんじゃないか?」
というくらいの装飾のなさに、僕も魅せられてしまった。
このあたりは、LDさんが記事にされていたな…
そう、作品がそこ=シエルの終わりを内包している事は確かでしたが
人気のある作品ほど「続いて欲しいという力学」が働いて
そこに様々な逃がし(引き返し)が生まれる、という
様々な実例があって。
(ある意味では、原作漫画自体が「そう」でもある)
そんな中、人気があって、原作も続いている作品が
思いっきりテーマの本質を抉って、そのまま「終わりきった」事に
僕も、LDさんも、シビれていた。
それは、一つの事件ですらありました。

ところが、その2期が放映される、と。

どうするのでしょうか、全くの別物として描くか
1期の続きで「目を閉じて」→「ハイ開けて」
→普通の日常
というパターンもありえるでしょうか。

カレーパンじゃないですけど、
思い出じゃ腹は膨れないのも確かなので(笑)
スタッフの皆さんにとっては、
続編がもたらすメリットは当然あるのでしょうが…
いち視聴者として、好き勝手に言わせて頂くと
「人気は、あった方がいい。
 しかし、描きたい核がしっかりと存在するのなら
 人気が出なかろうが、作品としてしっかり“終わる”事が
 もっとも美しい」
というスタンスなもので、この2期が
1期の美しさ
(途中、若干「おま、それ、コードギアスww」的な
吉野弘幸さんのハッタリ効き過ぎ脚本があったにせよ)
を損ねてしまうことを、大変に恐れています。

願わくば、あまり失望させないで欲しいものですが…
篠原監督も、岡田さんも確かな能力と
それ以上に、前期ラストで見せたような「視点」をもった方々なので
彼らが引き継ぐ以上は、それなりのものにはなると思っていますが
いっそお祭り騒ぎにしちゃうって手もなくはないかなぁ。

そんな心配をしながら
今日も黒執事カリーパンを食べるのでした。
みんなで食べよう!(宣伝)

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