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zoom RSS 和洋折衷!高垣彩陽5thシングル『月のなみだ』

<<   作成日時 : 2012/06/13 10:09   >>

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2012年6月13日、声優・高垣彩陽さんの5枚目のシングル
『月のなみだ』が発売されました。
表題曲は三国志のゲーム、それに合わせた植松伸夫さんのメロディ…と
完全に東洋色で満たされた楽曲ですが、
『月のなみだ』というCD1枚単位での表現を捉えた場合、
そこに当てはまる言葉は記事タイトル通り「和洋折衷」
或いは「和漢洋」の方が相応しいのではないでしょうか。
そこには意図的であるにせよないにせよ、
音楽に対する、彼女の姿勢が垣間見られるのでした。


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「なみだ」のイメージに相応しい、青色が映えるジャケット。


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1.月のなみだ
2.名もない花
3.Think of Me


表題曲『月のなみだ』はいわゆる「乙女ゲーム」である、
「乙女三国志」「猫耳三国志」「にゃんごくでん」こと(?)
十三支演義~偃月三国伝~』のオープニング曲。
(公式サイトで聴ける、BGM版『月のなみだ』も良)
2曲目『名もない花』はエンディング曲となっています。

※僕は主人公・関羽の声が彩陽さんでない事から未プレイですが(笑)←正直
 脳内で彩陽さんの演技を再生しても面白そうですし、
 乙女ゲーへの抵抗は皆無なので、遊ぶ候補には入れています。
 昔から『ときめきメモリアルGirl's Side』などで
 自分の名前を主人公につけて、イケメン達に
 声つきで名前呼ばれたり(そしてときめいたり)していたので…
 ゲームに限らず物語は「自分でないもの」になる、
 或いは視点を堪能するものなのに
 それが異性というだけで行えなくなるのは「未熟」くらいに思っていたり。

彩陽さんの新曲が植松伸夫さん作曲、という事自体は
4thシングル『Meteor Light』より前、
2011年9月には既にスフィアライブにて告知されていましたし、
同年12月18日の、このCDと同日にコンサートBD/DVDが発売された
高垣彩陽1stコンサート『Memoria×Melodia』で、
『月のなみだ』のタイトルと共に早々お披露目されていました。
同時期に公式サイトでは歌つきPVも公開されましたから、
半年前には知られていた楽曲です。
ゲーム自体の発売日が当初より延期し、5月24日に発売された事で
ひょっとしたら当初の意図とは違う、BD/DVDとの同時発売となりましたが
結果として梅雨入り直後に「なみだ」を歌う曲が発売されたわけで…
この辺、彩陽さんの持つ縁の力、「物語を導く力」が出ていると思います。

植松伸夫さん作曲『月のなみだ』は、
二胡の旋律がメロディを引き立たせる
まさにゲームに沿った中国大陸が如き、雄大なバラード。
彩陽さんの歌はそれに優しく寄り添い、音と一体となったもの。
音数が少ない、ゆったりした曲ほどに問われる
歌唱力・表現力が発揮されています。

植松伸夫さん作曲は予めゲームの売りとして決まっており
後で彩陽さんが当てはまった、という順番。
作詞は彩陽さん側に要望する余地があったらしく、
彩陽さんの大好きな
坂本真綾・菅野よう子曲で知られる岩里祐穂さんに依頼する事になりました。
とはいえ元々音の少ない楽曲ですし、歌詞が変に凝った仕掛けを入れるのは
上にも書いた「大陸的」「雄大」な楽曲には相応しくない、一種の小細工。
過剰にワザを使わないのもプロの選択といいますか、
衒いのない、まっすぐな恋慕の歌詞となっています。
高垣彩陽の曲、という流れの中で考えた時は
「この世に生まれし誰もが未完の宝物」
という部分の「たからもの」に3rdシングルを感じ、ニヤリとできるでしょうか。

強いて言うなら「そして信じ合い求め合うこころ」が興味深い部分。
「そして」の前に当てはまる動作がなく
「半分の月が照らしだすのは」(→心)に続く部分ですから、
僕の素直な感覚だとせいぜい接続詞でも「やがて」なんですよね。
でも、それだとちょっと言葉の響きが固い…
「そして」だからこそ濁音なしでスッと通る良さがあったりもするので
この辺言葉選びの妙を感じるのでした。
とはいえあくまでその程度、全体的には
メロディも、歌詞も、そして彩陽さんの歌も。
足し算よりは引き算、シンプルに表現した形。
「アニソン」系の楽曲は、ジャンルを問わない自由な作りと言いつつも、
基本傾向としては、音数も、また転調の多さなどをみても
間を潰す、詰め込む傾向が強いですから
この手の「王道バラード」の方が異端であり、挑戦的という
ちょっとした逆転現象が起こっていますね。

2曲目にしてゲームエンディング『名もない花』も、勿論
三国志のイメージに沿った、バラード曲。
但し作詞は渡辺マナミさん、作曲は仲西匡さんと『月のなみだ』違う陣容なので
勿論違う味わいを持っています。
個人的には、どちらか選ぶと言うのではあれば、こちらがより好み。
これは「オープニング」と「エンディング」の違いという話かもしれません。
物語開始前にイメージを大まかに伝える『月のなみだ』と比べ
同じようなゆったりとしたバラードであっても、エンディング後のこちらの方が
想いがより具体的。心情が強く出ているし
それがサビのくり返し迫る音の強さに出ているという印象です。
大雑把に分けるのであれば、同じ恋慕、you&meの歌でありながら
『月のなみだ』の方が普遍・俯瞰的、また大陸そのものの広さ(スケール)を纏い
『名もない花』はより個人的、具体的な味(ドラマ)がある、という話になるでしょうか。
勿論敢えての話なので、それぞれの良さを味わえば良い話とも思います。

そして、面白いのが恒例・カバーコーナー3曲目の『Think of Me』。
僕自身昨年、Twitterで書いているように
2011年03月01日(火)
http://www.youtube.com/watch?v=t0lzT6Ph0IE 高垣彩陽さんがスーパー声優オーディションで歌った曲だそうですよ。自信のない所から、身につけた武器で子供の頃からの憧れ、声優を勝ち取った。まどマギのまどかは見習わないといけないですよね←

…まあ、後半の妄言は置いといて(笑)

彩陽さんが声優になる為の「スーパー声優オーディション」で歌った、
『オペラ座の怪人』で有名な楽曲です。
高垣彩陽という人が人生の物語をそのまま表現に転化する人、という事は
以前から繰り返し書いている通り。
ですから、正直いつかは必ずカバーする、して欲しいと思っていました。
隠したり溜めたりするタイプとも思っていませんし、時期が来たら歌うだろうと。
ただ、今回来たか、と。それは若干意外ではありました。

彩陽さん側には『月のなみだ』『名もない花』と並べても
テーマに通じる所がある、という判断があったようです。
一方で、前回4thシングル『Meteor Light』の時
『遠き山に日は落ちて』という日本語の歌をカバーしたように
(勿論、メロディはドヴォルザークですが)選択肢は無限にある。
個人的にはカバーも『蘇州夜曲』あたりをカバーしてもらって(笑)
ザ・アジアな1枚にするのも面白いかな、と思っていたわけです。

Soshu Yakyoku 蘇州夜曲 1 - 李香蘭


まぁ、彩陽さんに縁のある楽曲中心という事で
(これは「人生の物語」の強い彩陽さんとしての魅力的な必然であり、
また表現を拡げる為には、いつかは越える機会も欲しい部分ではあります)
流石にそれは行き過ぎだとしても。
三国志ゲームありきの一枚ですから、東洋統一による美しさもありえましたよね。

ただ、結果的に三国志三国志と来ての『オペラ座の怪人』によって
それはそれで一色とは異なる面白い形になっている、というのは
最初に「和洋折衷」「和漢洋」と書いた通りです。
実際『月のなみだ』初回限定版DVDのPVで、
彩陽さんは腰帯のあるアジアンテイストな衣装と
ドレスの2種類を身に纏っている事が示していたかのように。
大陸的なメロディや、まっすぐな日本語詞が支配する中
(『月のなみだ』にも『名もない花』にも、英語は一文字もありません)
敢えて全英語歌詞の『Think of Me』を入れて生まれる効果は、
どちらかのみに偏らない立ち位置。正反対を見る視点。

結果的には、ただ曲調が統一して中国的である事よりも中国的な
「中庸」が表現されている、というのは
…さすがにこじつけ過ぎですね(笑)。
しかし、歌のテーマだけに繋がりを見出し
オペラと大陸メロディを並べた事で、意識無意識に関わらず
音楽は世界共通、どれも素晴らしい、といった部分を強調できているのは事実です。
これまでもゴスペルなども歌ってきた彩陽さんですから、
ジャンルも、国も跨いでいくのは「らしい」道。
『月のなみだ』1枚のコンセプチュアルな要素と引き換えに
『高垣彩陽』1篇の物語はより厚みを増すメリットがありました。

※これは今年頭に放送された『戦姫絶唱シンフォギア』のテーマとも
 うまく結びついた形でもありますね。
 バラバラな特徴(外見、年齢、性格、フォント、曲調…)を持つ少女達が
 最後には同じ音楽だ、と「一緒に歌を歌う」のが『シンフォギア』のゴールでしたから。 

元々高垣彩陽という人の根幹をなすのも、表と裏であったり
幸と不幸であったり…2極に対し行き届く想像力や気付きの力。
それこそが彼女の魅力と思っているので、
結果的にはとても「らしい」1枚になったと思っています。
彩陽さんを好きな人ほど、同日発売の
コンサートBD/DVDに心奪われる所だとは思いますが(笑)
『月のなみだ』も忘れずに堪能したいですね!!


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まあコンサートBD/DVDに心奪われるのは仕方ない←記事の存在否定

http://twitter.com/rui178 呟いております。
http://twilog.org/rui178 適当な単語で検索してみてください。

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