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zoom RSS 美しき陽(日)!高垣彩陽初ソロコンサートツアー「Memoria×Melodia」東京公演

<<   作成日時 : 2011/12/19 17:28   >>

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2011年12月18日、東京国際フォーラムホールAで開催された
声優・高垣彩陽さんの初ソロコンサート「Memoria×Melodia」を観賞しました。
ライヴではなく、コンサート。その銘打ち方にも表れているように
公演時間の9割型座りっぱなしという、
今人気のある若い声優さんのコンサートとしては異例の表現は
飾りのない彼女の地力を示すとともに、それ以上に彼女の人となりをそのまま表現。
公演名通り彼女の「Memoria(記憶)」を彼女の「Melodia(音楽)」で味わい
そして更に、それを参加者全員の「Memolia(記憶)」として共有する…
そんな、音楽を通し記憶の拡散と共有、そして新たな創出を行った美しいものになりました。
…まあ、ちょっとカッコつけて綺麗に書いてますが、涙ボロボロです(笑)。

この日は午前0時からフル稼働でした。
…『Fate/Zero』はじめアニメを観て…(笑)
BSフジの『ジャパコンTV』を観て、
最終回となる『スフィアクラブ』を観て、
『スフィアのオールナイトニッポンR』を聞いて。
途中からiPhoneのradikoに切り替え、番組を聞きながら
始発電車に飛び乗り、東京国際フォーラムに向かいました。
…何がなんでも東京会場限定Tシャツが欲しかったのもありますし
上記の流れ的に、もう
「12月18日は高垣彩陽に全てを捧げてしまえ!」という決意表明でもありました。
今年1月の『MusicRainbow01』での腹冷えの経験を踏まえ
今度は防寒具やカイロを見につけ、対策は万全!!!
(…な割に、今回も若干腹の調子が悪くなりましたが…)

グッズを購入し、人と会って会話をし、
参加する事ができなかった人の事などにも想いを馳せながら
つつがなく、開演時間を迎えました

と、書きたかったのですが(笑)。

まさかの開場時間激押しに、はじめから暗雲がたれこめました。
その時間、凡そ70分。
東京国際フォーラムの入り口で1時間立ち往生…
本当、ジョアン・ジルベルトか高垣彩陽か、というくらいです。

いやあ…さすが彩陽さんやで!
ボサ・ノヴァの父であるジョアンと肩を並べるとは!!

って、あんまりいじるのもやめておきましょうか(笑)。

実際の所は、開場後の時間を詰める事で
開演までの遅れは30分にまで留め、被害を最小限まで抑える事ができていたものの、
この事により、観客の評価が辛くなるのではないか…
地方の人は大変だなあ…
それ以上に何より、彩陽さんが気に病んで
パフォーマンスに影響しなければいいな…と。
スタートから様々な不安を纏ってしまいました。

まあ、それをこう書ける時点で、結果的には杞憂に終わったのですけどね。

ここでひとまず、当日の花束をご紹介。
画像

『春休みの恋人』『スフィアクラブ』『シャッフル』などで繋がりのある
アットムービーの森谷雄さんは、Twitterでもありがたい事を呟いていらっしゃいます。

高垣彩陽。彼女は偉大なシンガーであり、女優であると確信させられた夜でした。素晴らしい!

画像

PA堀川社長というtrue tearsからの名前を見るとともに
今回『戦姫絶唱シンフォギア』で縁が生まれた金子彰史さんの名前も。
彼女のNow&Then。

画像

Kalafinaの名前も。というかKalafinaの皆さん、コンサートにもいらっしゃっていました
高垣さんとは私達のデビューsingle「oblivious」のCMのナレーションでお世話になってから、色々な形でご縁があるのです(^ω^)


あの小さく華奢な体から、様々な表現の歌声を会場に響かせて下さいました。
何度鳥肌がたった事か…
何度目頭が熱くなった事か…

彩陽ちゃん、とってもとっても素敵な時間をありがとうございました(´∇`)

画像

『ガンダムAGE』も花束を贈る事を…強いられているんだ!←かなり遅いネタ
画像

『ファイト一発充電ちゃん』…だと…(ざわざわ)
多分キムシン監督なり彼と組んだ会社なりがずっと花を贈って下さっているんですよね。
ありがたい話です。

総論的な事を最初に書かせていただくと、
客層は男性9割女性1〜2割。
チケットの販売方式上、2人1組で来ている人が多い中
女性2人、或いは母と娘というような組み合わせが目につきました。
親と聴ける、というのは彩陽さんの良さですね。
但し、量というより質、熱気的な意味で女性の存在感も決して低くなく
実数より「目立つ」という印象でした。

普段から思っているのですが、傾向として、
僕の高垣彩陽応援意識は、男性より女性の方が話が合いやすい。
それは、僕が恋愛感情などを超えた所で彼女を観ている事もありますし
彼女達は「同性」という事でもって、彩陽さんの「地続き感」を
男性より実感しやすいからなのではないか、と考えています。
あの人もああなったんだから、と言いますかね。
「普通の女の子としての高垣彩陽」というスタートが見えやすいと思うのですよね。

セットは中央に階段があり左右にバンド等を配置、
ギリシャ風の神話めいた柱を4柱ほど周囲に設置した
荘厳な、しかしシンプルなもの。
多少ステンドグラス等マイナーチェンジが配されつつも
基本セットは変わらず、質実剛健なイメージを醸しだしていました。
衣装も全体、ドレッシーな傾向が通されており
途中に衣装チェンジやアンコールでの限定Tシャツ着用モードなどがあったものの
全体のイメージ的に「様々な」といった印象を喚起する目的は感じられず、
こちらもシンプル、まっすぐに「歌姫」のカラーを押し出していました。
演出も至ってシンプル。スモークが一部にあったくらいでしょうか。
つまり、ただ歌い、その曲について自分についてただ語る。
高垣彩陽を見せる、聴かせる、という
歌の力に主眼を置いた、自身と自負が感じられる作りになっておりました。

実際「聴く」というこちらの姿勢も徹底されており、
声優さんの歌ものイベント系で2時間以上、
冒頭に書いた通り、こんなにも座っている時間が長かったのは初めてでした。
彩陽さんの曲は、確かに落ち着いた傾向の曲が多い。
しかしデビュー曲『君がいる場所』をはじめ、
スフィアのライブではスタンディング・サイリウム、という曲も多い。
なのに、その大部分も座ったままという事が多かったのは
なにより「聴く」モードだったからではないでしょうか?
声優ライヴによくある、立つか座るかを探り合うような空気は存在せず
基本座り通せる空間というのは…まさに「コンサート」でした。
時間押し云々ではなく、こんな所もジョアン・ジルベルトだったんだな、なんて。

以降の個別のセットリストや感想は、正直少し迷う所でもあって。
基本セットリストが重複するであろう12月28日大阪公演、
或いは後述しますが映像化へ向けての情報の秘匿、という考え方もあるのかなと。

なので、ここからはネタバレゾーン、見る場合は注意してください。


1:君がいる場所(TVアニメ『世紀末オカルト学院』ED)
2:Be With You(『光のフィルメント』カップリング)
3:光のフィルメント(TVアニメ『伝説の勇者の伝説』ED)
4:All around me(『たからもの』カップリング)
5:わたしだけの空(『君がいる場所』カップリング)

6:Amazing Grace(『melodia』
7:The Rose(『melodia』)
8:たからもの(コンサートver.)(連続ドラマ『春休みの恋人』劇中歌)
9:Defying Gravity(『melodia』)
10:Meteor Light(TVアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』ED)
11:月の涙(PCゲーム『十三支演義 〜偃月三国伝〜』主題歌)
12:Time To Say Goodbye(『melodia』)
13:Oh Happy Day(『melodia』)

-アンコール-
14:キミが太陽(スフィア『Spring is here』カバー)
15:祈り†(高垣彩陽 come across フェルト・グレイス)
16:あんなに一緒だったのに(See-Sawカバー)
17:dear-dear DREAM(マイサンシャイン meets スフィア)
18:You Raise Me Up


1:君がいる場所(TVアニメ『世紀末オカルト学院』ED)

カーテンが開くと、セットの階段上に佇む高垣彩陽。
この時点で、今回のコンサートの基本方針が
真正直な演出にある、と感じられました。
この曲はスフィアで歌う事も多く、
場合によってはコールなども入った事もある曲ながら
ここで「立つ空気にならなかった」事が、この日のコンサートの大筋を決めたとも。

デビューシングル故に1曲目、という
彩陽さんらしいストーリー性に沿ったものでしたが、
個人的にはこの日の午前3時〜に放送された『オールナイトニッポンR』で
彩陽さんが新曲でなくこの曲を流していたのは
1曲目の「予告」だったのだと気付き、感動しました。
彼女はこうやってよく、隠したまま何かを伝えようとしてくれますね。

2:Be With You(『光のフィルメント』カップリング)

彩陽さんの曲の中でもライヴ…いや、今回はコンサートに統一しましょうか。
もっともコンサート映えのする曲。
この年1月の、コントなども含めたソロイベント『MusicRainbow01』に参加した人には
周知の、それ以外の人には驚きの曲だったのではないでしょうか。
高音部の音の伸びと音圧は、CDだと確実におとなしく抑えつけられますからね。

基本、このあたりまでの最前半部分
彩陽さんの緊張からなのか興奮からなのか、
はたまたこちらの心がはやっていたからなのか。
曲が後ろの演奏と比較しても「走り気味」な印象で
結構ヒヤヒヤしながら聴いていました。
印象としては、ブラジルの美空ひばりこと(?)
エリス・レジーナの大名盤『イン・ロンドン』に近い感覚を受けました。
若さや喜びが爆発していて、制御できるギリギリくらいの所にあるな、と。

3:光のフィルメント(TVアニメ『伝説の勇者の伝説』ED)

意識調査(色々な質問、挙手)や
ダジャレ(国際フォーラムにかけた「フォーラ、無理しないで」)を挟んでの、
作品への感謝を捧げながらの曲紹介。
この時点で、今回のコンサートのスタンスが
曲メインであり、曲についてしっかりと本人が語っていく…
逆に言えばそれ以外の演出をあまり加えない、ネイキッドなものである事が判明しました。

この曲もコンサート映えする曲、というのは何度も記事で言ってきた事でありますが
ドラムやギターをはじめとしたバッキングによって、
CD版よりも力強さ、活力が感じられるようになって
曲の別の表情が出ているのが一番の違いかな、と。
レコーディング版は「美しい」のですが、それ以外の「執念」とでも言えるような
想いの強さを感じるのはこちらです。

4:All around me(『たからもの』カップリング)

正直に告白すると、この曲は僕の中で
「高垣彩陽の楽曲」としては一段落ちる評価を与えていました。
理由としては、彩陽さんのシングルにおける2曲目、というものが
最初の『わたしだけの空』次の『Be with you』とあまりに良質だった事と
『たからもの』というシングルの主旨を、また
発売後の日本の動きとシンクロした部分を考えると
1曲目『たからもの』3曲目『The Rose』に挟まれ
オフィス街に生きる女性です、といった印象のこの曲の
80年代的な位置づけがあまりしっくりこなかった、というものがあります。

ところが、これもコンサート映えしましたね…
振り付けと演奏がついた事により、この曲もCD版より
一言で言えば「5歳下がった」というか(笑)。
僕の印象だと、音源版は若干ハイミス感すらあったのですが
もうちょっと新入社員的な新鮮さ、可愛らしさが加わっていたのでした。
…どうなんだ、この例え(笑)。

5:わたしだけの空(『君がいる場所』カップリング)

「初心に帰れる歌」。
彩陽さん自身のソロ名義初レコーディング曲であると同時に
なんといっても、スフィア初の全国ツアーのオープニング公演が
この場所で行われ、そこでソロデビュー発表と共にこの曲が歌われた事から
我々受け手にとっても、この曲が
「ソロアーティスト・高垣彩陽のはじまり」です。
最初に聴いたときは、良い曲ですがあまりに心情吐露的で
シングルとしてはどうなんだろう、なんて事も思ったものでしたが
結果的にはデビューシングルの2曲目に配置され、素晴らしい1枚となりました。

「できない事ばかり見えるけれど、できる事もある」

そんな事を仰っていましたが、
普通の人は「できない事」はそんなに見えない、或いは見えても
サッと目を逸らしポジティブにできる方に目を向けて、
できない事とそこまで誠実に向き合っていないんですよ。
その姿勢…「ネガティブさから獲得したポジティブさ」が
彩陽さんの表現を高めている事は、間違いないと思います。
僕はといえば、このあたりでもう涙腺決壊(笑)。
後述しますが、彼女の子供の頃からの悩みなどを思うと、ちょっともう。

ちなみにこの曲、歌い終わって演奏が終わる前に
彩陽さんが先にお辞儀をして舞台からハケ、
演奏が終わると幕が閉じる…という少し変則的な形となっておりました。
結局歌い終わって幕が閉じるなら、別に最後までいてもいいのでは?と
一瞬思ったのですが、恐らく幕間の時間を短くしようとする意図の元だったのでしょう。
或いは、開演時間が遅れた事も影響している…というのは考えすぎでしょうか?

6:Amazing Grace(『melodia』)
7:The Rose(『melodia』)


歌声と共に幕が開き、ある意味ここからクライマックス。
グランドピアノと弦楽四重奏
「後藤望友とメロディーア・カルテット」(彩陽さん命名)を伴っての、美しい曲を続けました。
緊張も溶け二幕目で暖まったのか、このあたりで歌唱も落ち着いた印象があります。
しかしピアノにして編曲もされている後藤望友さんは「みゆ」って読むんですね。
入野自由さんと言い、面白い漢字が多いなあ、みゆ。

8:たからもの(コンサートver.)(連続ドラマ『春休みの恋人』劇中歌)

震災により発売日が延期してしまったり、イベントが中止になってしまったと同時に
代替のサイン入り写真が特別な宝物となったり、
歌のキャパシティをそのシチュエーションが限界まで引き出したり、と
漫然と生きない彩陽さんに相応しい、時との縁を築いた楽曲。
彼女自身MCで震災の話を出し、
その事により意味を増した曲という認識をちゃんと抱いているのだと
感じさせてくれました。

さて、この楽曲は最初に幕張メッセで披露して以来
CD音源に従った、観客との合唱がポイントである楽曲で
それは心温まる、美しい瞬間だったわけですが
今回我々が歌う機会は発生しませんでした。
心が離れていたから?違います。
控えめなピアノ伴奏の中、弦楽器によって彩られた楽曲が、
一言一言を大切に紡ぐ祈りのような気高さを帯びて、僕等を「聴き」に回らせたのです。
まさに「歌いあげる」と言う表現に相応しい、優しい時間。
僕は『たからもの』の合唱は、正直言うと『Oh happy days』より好きなくらい好きなのですが
それでも、コンサートならではの尊い表現を聴かせてもらい、大変感動しました。
この曲もそもそもコンサート映えする曲。でも、この日の映え方は別格でした。

9:Defying Gravity(『melodia』)

カバーミニアルバム『melodia』の中でもハイライトでもあり
ラジオでも仰っていた通り、収録まで紆余曲折を経た
思い入れの強い曲。
バンドも加わり、完全形態となったバックと共に駆け上るような楽曲。
彩陽さんの手が上に伸びる時、歌にもある通り
飛びたい、という願いが迸っているようでした。
やはりオペラ的歌唱にあまり頼らない曲ですから、
この曲が最難関、ちょっと苦しそうな瞬間も聴こえました。
それでも、この歌唱だからこその搾り出す凄味というものもあり
安定して歌えるゾーンに篭らない、こういう表現から逃げない所に
彼女の強さと成長が見えるのでした。

それにしても、『melodia』をまだ聴いていない人に対し
「友達にでも借りてください」って(笑)。
これ、貴女だけを目当てに集まった人たちの空間ですからね?
もうちょっと強い事言ってもいいんですよ?(笑)

また、バック(メモリアバンドとメロディーアカルテット)
のメンバー紹介をする時名前を噛みまみたしてしまいキュートさをアピール。
彩陽さん自身が望む魅力の形ではないと思いますが
その親しみやすさが、曲もまた近づけてくれる。
結局それが、声優・高垣彩陽として
オペラやカバーを歌う事にも通じる、
高垣彩陽がその位置・立場でもって歌を歌う価値、なのでしょう。
まあ、噛まないなあこした事はありませんが(笑)。

10:Meteor Light(TVアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』ED)

音楽発のアニメという異色のオリジナルアニメ、シンフォギアのEDを初披露。
印象的には妖精帝國にも近いな、と思えたり
Kalafinaの『maghia』を早めたような、呪術的なリフの強さを感じる場面があったり
サビ終わりの「shooting star」という一単語のメロディ力を
止めの一撃とばかりに押し込むあたりは
確かに水樹奈々さんの楽曲に通じる味があったり、と
とにかく「ハード」「重い」「激しい」という印象で様々なものを想起させる
彩陽さんの楽曲としては例のない、エネルギッシュな
アニソンらしい「詰め」に満ちた楽曲でした。
…息継ぎはどこでするんだろう?(笑)
ブリッジの部分で、彩陽さんだからこその高音の伸びを聴かせる部分もあり
そこはテレビパートだと放送されないであろう事が残念ですが、
大変発売が愉しみな楽曲でした。

また、この曲がEDになるという事は
『シンフォギア』は、攻め攻めの作品になるという事なのでしょうね。
去年冬、リスアニLIVEで『magia』を聴いた時
「ああ、今度放送のまどかマギカってこの曲がはまるような重たい作品なんだ」
と感じた事を思い出しました。大体印象通りでしたね。
曲が語る作品というものは、ある。

11:月の涙(PCゲーム『十三支演義 〜偃月三国伝〜』主題歌)

植松伸夫さん作曲という事は3ヶ月位前から発表されていた楽曲。
FFに提供した、彼のバラード
(『FF8』のフェイ・ウォン『Eyes On Me』、
またそれ以上に『FF9』の白鳥英美子『Melodies of Life』寄り!)
と近い質を持った、純粋に「聴かせる」楽曲となっておりました。
植松さんは、BGMはプログレなどの影響も強いけれど
歌ものに近づくほどに、大陸的なメロディになっていきますよね。
まあこの曲の場合は、三国志モチーフの作品という事の影響も当然あるのでしょうが。
この曲にかかれば、メロディーア・カルテット…洋楽器のヴァイオリンも
殆ど二胡扱いだったのが印象的でした。

シンフォギアのアニソン然としたハードさから一転した、
しっとりと少ない音数で聴かせる並びは
まさに高垣彩陽という表現者のポテンシャルを示す意味で、抜群の並びでした。
どうやらこの曲『月の涙』は4thシングルには収録されないようなのですが、
この2つの曲を並べた時の化学反応を形に残さないのは、ちょっと勿体無い…
まあ映像化されるから良いか。

12:Time To Say Goodbye(『melodia』)

コンサート映えする曲シリーズ。
『Be with you』同様、『MusicRainbow01』のソロ名義側ハイライトとなった曲です。
そも、彩陽さんの英語の歌唱はまだまだ修行中で
それと比べれば、おそらくイタリア語の方がずっと歌ってきているのですよね。
経験値の差が、楽曲の完成度の差として表れていると思います。
ヴァイオリンを伴って、魅力も倍増。

13:Oh Happy Day(『melodia』)

ここで彩陽さん自ら、起立を促してのハンドクラップ合唱コーナー。
この曲はもう、これが売りですから。
長いという人もいますが、ファンクみたいなもの、つまり生命の躍動ですよ!!
しかし当たり前のように受け入れていますが、ジャンルがここでゴスペルに。
さすがの振れ幅。
また、この時舞台の端まで来てくれたおかげで
すぐ近くに彩陽さんが見えてすごく嬉しかった←小学生の感想

-アンコール-
14:キミが太陽(スフィア『Spring is here』)
長いアンコール待ち時間は、基本拍手。
正確には3〜4回、各所で彩陽コールが発生し
いつもの声優ライヴ的なアンコールに持ち込もうとする動きがありましたが

全部拍手が打ち消しました(笑)。

やはり空気を、場を読む動きは大切だなと。
ちなみに、拍手のテンポが早いという指摘を2chのスレで観ましたが
いや、適切なテンポにすると声が乗せやすくて名前コール呼んじゃうでしょ(笑)
それすらも戦いだったのだ…!

スフィアの元気な楽曲をピアノ&弦楽器でしっとりアレンジ。
彩陽さんの歌い方も、R&Bバラードのようなアタックの強い歌い方に。
彩陽さんの好きな曲(というか歌詞)として名高く、
この日観賞していたスフィアの残り3人がどんな事を感じたのかが気になる所ですが
この歌詞を最も強く受け取っているのは、やはり彩陽さんなのでしょう。
それは、彼女が最も弱く、最も引け目を持っていたであろう事から。
「悔しいって気持ちを…」と仰っていましたが、そもそもその気持ちと
どれだけ真摯に向きあうかという事ですね。
この日のパフォーマンスを思えば、何を言っているのか…とも思われそうな部分ですが
やはり彼女は冒頭にもある通り「できない事ばかりが目にとまる」人。
それをひたすら見つめた後、できる事に目を向けるという賢さを持っているが故に
その過程はとても苦しみを伴う。だからこその『キミが太陽』なのでしょう。
「かけがえのない出会いに感謝してる 誇りに思ってる」

ちなみにこの曲、スフィアの4人間の歌でもありますが
僕等が彩陽さんに、スフィアの皆さんに感じる事でもあります。
僕なんて、彩陽さんに「キミが太陽だ!」と告げるためだけに
ブログを開いたような所があるので(笑)この歌詞を最初に見た時は慄きました。

15:祈り†(高垣彩陽 come across フェルト・グレイス)

東京国際フォーラム声優として名高い(?)彩陽さん。
2009年、2010年は『機動戦士ガンダム00』のイベントで
2度、大晦日にこの場に立っていました。
その縁からの選曲。
ガンダムという作品から少し離れた事によってか、
或いは「高垣彩陽ソロコンサート」という形からか。
大袈裟ではなく、緩やかに「フェルト・グレイス」から「高垣彩陽」への歩み寄りが感じられ
これまで聴いた時とは違う響きを伴っていたのが印象的でした。
更に、弦を伴った形がこの楽曲にとって最も幸せな形なんだな、と。
楽曲から2年、ガンダム00完結から1年。
この日、この曲の完成形をようやく聴けた気がしました。

ちなみに水島精二監督、またいらしていたそうで(笑)
Twitterでもつぶやかれています。
高垣彩陽のコンサート、圧巻でした!なんか上手く感想書けない(笑)だがこれだけは言える。彼女の歌のポテンシャルはすげー!またキグルミみたいなその力を十二分に発揮したアニソン作りたい\(^o^)/

よろしくお願いします\(^o^)/

16:あんなに一緒だったのに(See-Sawカバー)

そのガンダム00かーらーのー!
ガンダムAGEの話題→ガンダムSEED楽曲のカバーへ。
梶浦由記さん、石川智晶さんが大好きなのも恐らくここからでしょうし
極めて高垣彩陽として妥当な選曲…なのに
「ガンダムシリーズ」と言われて、
森口博子さんの『水の星へ愛をこめて』『Eternal wind』
あたりも期待してしまった自分…orz
さあ、ガンダムカバーアルバムはまだか!(笑)←さすがに無理ですねハイ
彩陽さんの歌唱とこの曲の適性はかなり抜群、
バンド&弦のこの形態にも相応しい楽曲でした。
そして、彩陽さんはカバーをするにも歌を咀嚼しない事には歌えない人でしょうから
カバーなのに、あまりカバーの匂いがしないという特徴も良く出ていました。

17:dear-dear DREAM(マイサンシャイン meets スフィア)

この日、ある意味もっとも驚いた楽曲。
まず、高垣彩陽のソロコンサートという名目上、
キャラクターソングを歌う機会はさほどないだろう、という予想の中
もし少しでもあるのなら、その限られた中で何が歌われるだろう?
という予想(或いはストレートな願望)の中で、
やはり人気だったのは『キグルミ惑星』でした。
2010年の『リスアニLIVE』で歌われ、テレビで放送されなかった事から
「伝説」の色合いを増してしまい、その時来られなかった人の中では
待望されているのですよね。
そこで、まさかのマイサンシャイン。

まあ「まさかまさか」と言ってはおりますが、勿論根拠は感じられるもので
要は、「初の個人によるタイアップシングル」なんですよね。
meetスフィアという響きもまた特別です。
そして、全体の構成を考えた時
一曲でもノリやすい楽曲を配置しておく事は、バランスも良く
高垣彩陽という人の振れ幅を出す効果もあった。

それにしてもロリなアイドル声でオタ芸、というのもハジケた振れ幅ですが(笑)。

この時ばかりはサイリウムを持って観客も盛り上がっておりました。
なんだろう?これ想像以上にやられてみて、良い構成なんですよね。
つまり全体的に彼女の良さをしみじみと堪能する作りだったわけですけど
その感動みたいなものを、この曲によって
彩陽さん自身に吐き出す事ができるようになっている、といいますか。
これがないと、「良かったね」という感情は内に篭り
ここまで綺麗にカタルシスに変換できなかった、という気がします。
逆に、この曲知らない人はビックリしたでしょうけど(笑)
その驚きもまた、彼女の特異性を示すものですね。

ちなみに、キャラクターソングは大阪では変わるのではないか、
映像化されない分、カバーはもっと自由にできるのではないか…
なんて推測が現時点で飛び交っておりますが、
大阪で同じ効果を生み出すなら
『チャイナ気分でハイテンション!』なんてのも可能そうですね。

18:You Raise Me Up

最後は、ある種彼女の鉄板曲・トレードマークとなった楽曲。
この前のトークもまた素晴らしく…
「わたち(私)に」…←噛みまみた2
いや、可愛かったけどそれじゃなくて(笑)
私にしかできない事がある、という話。『わたしだけの空』に通じる話ですね。
「来てくれた人」と同じく「思いを飛ばしてくれた人」の事を語り
こんな晴れ舞台で「心や身体が病める時もある」と語る。
これまで通りの高垣彩陽であり、高垣彩陽のあるがまま。
人は自分に対する優しさや幸せには、同様に優しくなれるけれど
そうでないものに、どう向きあうかで賢さなり器が決まると思います。
彼女は、それが特に優れている。またそう感じる事ができました。
そして、MCでも最後まで涙を流さず。強くあった舞台でもありました。

高垣彩陽さんの声を聞いてから4年以上、
意識して追いかけだしてからは4年弱、
実際に生で目にしてから3年以上。
応援ブログをはじめてから2年以上
はじめてお話させていただいてからも2年以上になりますか。
この間、彼女の参加するイベントやライヴに数十回参加してきても
(逆に、彼女の参加しないアニメ声優関連のイベントには未だ参加した事がない!w)
その想いは基本的に変わる事なく、ただ高め、深めている感情は
「彼女は美しい」。この「美しさ」は様々なものを含意するもので
顔だ、声質だ、スタイルだなんてものは
その断片しか形成していません(断片ではあるけれど)。
はじめのうちはただただ感動していた自分の感情も、徐々に変化していきました。

とにかく、彼女が健やかで、手折られる事なくあって欲しい。
彼女の周りが優しくあって欲しい。

少し自分語りをしますと…
個人的に、幼い頃理不尽な死で友人一家を失った時から
自分の心は1度折れている、歪んでいる実感があります。
要は死に触れ、認識したタイミングとシチュエーションがちょっと変則的だったのだけれど
そこからの皮肉屋気質や厭世的な部分を自分で嫌になり、意識的に取り戻してきたつもりです。
あの時の実感がある以上、この世界が時に残酷極まりなく、
無慈悲な斧が振り下ろされる時良いも悪いもなく、根拠も選択もない、と。
そうわかってはいるのです。
でも、わかっているのに、彼女に関してだけはそれを超えたものを望み、願ってしまう。
彼女の存在は表現は、人の可能性、在り方の美しさそのものだと思っています。

「高垣彩陽さんは幸福な家庭に生まれ、不自由なく育ち、恵まれた立場から今に至った。」
そういう見方もあるでしょう。
実際に、その恵まれた環境が彼女の素直さ、純粋さをはじめ
多くの大切なものを育んだ面もある。
けれど長く彼女を追いかけていて、幸福の絶頂にあって不幸を自然に想えるその心は
どうにも、僕の知能や想像力では「ただの恵まれた環境」からはイメージできない。
それにしては「断絶」や「不可能」に対する意識が近すぎるのです。
だからそれをどんな作品より強調した『true tears』と彼女の間に縁が築かれたのは
極めて必然的な縁だと思うのですが…
単に彼女が僕の想像を超えた所で人格形成されているだけ、
特殊な人なんだ、という可能性もあります。
でも、例えば。

「彩陽の声は可愛くないから声優にはなれないよ。」と。

そう言われた事があるという話を以前ラジオでされていました。
それがどれだけ幼い頃の彼女にとっての傷に、鎖になったか
僕等には想像する事しかできません。
アニメアニメしていない声質。その自覚がどれだけ彼女の歩みだしを妨げていたのか。
そこから友人の厳しい一言などもあり、今の道に至ったという話は
フォトブック『Sunlight Note』に収録され、皆に共有されるところとなりましたが…
そういった経験を1つ1つ、誠実で敏感なセンサーでもって感じ取ってきたからこそ
ちょっと僕の領域では想像しきれない所に、彼女の心はある。

とはいえ本当に、というか「特別に」強い人は、周りに何を言われても何するものぞ、でしょうし
オーディションだって、誰に何を言われるまでもなく
「鉄の意志で受け続け今に至る」のでしょう。
けれどそうなっていない以上、彩陽さんの心のスタート地点は「普通」なんですね。
僕等と大差のない所にあるはずなのです。悩み、鈍り、くじけかけているのだから。

だからこそ尊い。

英雄でも、天才でもない人が
自分の「特別ではなさ」に苦しみ、悩んだ先に
磨いた武器で、今東京国際フォーラムホールAを、
彼女だけを目当てに集まった人を満たしている。
それもまた1つの「特別」と言いますか。
(彩陽さんは「特別」という言葉に思う所があるようなのですが、敢えて言葉を解放するために
 この言葉を多用します)
特別ではないからこそ特別な、彩陽さんの在り方は
僕にとっては人の可能性、人の美しさをそのまま具現化したものに思える。
だから、守りたいし守って欲しい。
そうでない時も知っているけれど、これくらいの極端なケースは守ってもいいよね世の中?

…なんて風に、考えてしまうのですけどね。
そんな事を考えていたら、帰り道も涙がこぼれてしまい大変でした。
そしてそんな純粋な気持ちになった後、
歪んだ自分にすらそうさせる人の存在を知れた事、偶々趣味領域にその人がいた事、
ふと気になって習慣にないブログをラジオをチェックした事、
なんとなくローソンチケットで最初のイベントのチケットを購入した事、
全部が幸運でたまらなくなるわけです。

応援を続けていると、ついつい今以上の立場を望んでしまったり
小さな事に嫉妬したり、優越感を抱いてしまったりする。
けれど、彼女を知る事ができた、それ以上の幸福はない。
そう思います。

今回のコンサート、映像化がなされます。
カバーミニアルバム『melodia』に続き、フォトブック『Sunlight Note』に続き
また、彩陽さんがその身を心を晒した表現が形に残る。
それは素晴らしい事です。
勿論、この日この場所に行った僕等の記念としても素晴らしいのですが
行けなかった人、また知った時既に時が過ぎていた、
未来に彼女に出会う人にとって。

生は生で全く別種だ、という事は言えます。言わなくてはならない。
けれど映像という一定のレベルにまで、皆の共有は引き上げられる。
やはり高垣彩陽という人の表現は、僕等が寡占するより
皆で共有したいものです。泡沫だからこそ、大切に愛でていたい。
それがきっと、彼女自身の喜びにも繋がるでしょう。
だから、ファンが増える事に何も思う所はない。
自分が限られた数のファンから、多くのファンの一人になってしまったとしても
それが幸せだ、と胸を張って言えます。
2011年12月18日は、改めてその気持ちを強める一日となりました。
最後に纏めると

彼女は美しいんだ!

と、いう一日でしたね。
彼女を語る言葉は「上手い」より「素晴らしい」「美しい」でしょう。
美しい事は、いいことだ!
大阪公演で、それを再確認しましょう!
本当に美しい物語が、もっと愛されるようになればいいのに!


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2012-02-08
高垣彩陽

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http://twitter.com/rui178 呟いております。気軽に構ってください。
http://twilog.org/rui178 「彩陽」で検索した場合は、ほぼほぼポエムです(笑)。

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