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zoom RSS 至福の時間『first eden〜 3つのファンタジー〜Ceui×eufonius×高垣彩陽〜』

<<   作成日時 : 2011/05/04 21:01   >>

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声優・アニソン系ライヴ(イベント)に足を運ぶようになると、
参加前にある程度の予測を立てるものです。
これくらいは満足させて欲しい、これくらいになるだろう…
個別に、絶対的な基準で評価するというよりは
「事前期待値」ありきの相対評価を行う世界。
そこで期待を遥かに上回る内容が現れた時、
僕らは感動とともに「神ライヴだった!」などと言ってしまうわけですが
『first eden〜 3つのファンタジー〜Ceui×eufonius×高垣彩陽〜』…
完全にソレでしたね!!
08年以来、高垣彩陽オンリーで築きあげてきたアニソン系観劇経験の中でも
屈指の超優良イベントだった事を断言しておきたいと思います。

まず、何より総論として指摘しておきたいのは
良い意味で「この組み合わせの100点」ではなかった、という事。
久々に「不満」と「残念」の言葉の違いのようなものを痛感しました。
いや「残念」という言葉を本来の意味より優しく使える、とでも言いましょうか。

後述しますが、この組み合わせを聞いた時
事前に求めた、いくつかのシチュエーションは味わえなかった。
それは念を残す…言葉にすれば「残念」であるのに
一方不満が残らないのは、念を残すのはあくまで心地良い次への期待であり
このライブ自体は、そこを指摘して「不満」とするのは野暮だというほど
色々なものが詰まっていたから。

また、次の機会があれば…そんな「先」への期待も促しつつ
「今回」それ自体には心から満足できてしまった。
3組が紡ぎ上げてきた縁の道は、この瞬間で交差したものの
やはりこの先も続いていくし、また交わる時もあるかもしれない。
そんな余韻を引きずりながらも、この瞬間には満足し尽くせてしまう。
先への渇望と、同時にこの瞬間への充足…
理想的なまでに「今」を堪能できる形でした。
これはライヴに限らず、現実に対する理想的アプローチなのではないかな。

さて。
球体観測さんのセットリストを貼るのは基本です。
ぼくにはセットリストを作る事などできぬ!←開き直り

Ceui
1:Last Inferno(『伝説の勇者の伝説』第2期OP)
2:エンデュミオンへ降る涙
3:不思議の国のセイ子
4:追憶の国
5:Energy(『伝説の勇者の伝説』挿入歌)
6:センティフォリア(『青い花』ED)
7:Angelus

eufonius
8:比翼の羽根(『ヨスガノソラ』OP)
9:アレセイア
10:ホログラフ
11:Angel on tree(『true tears』イメージソング)
12:Delete
13:My Smile
14:リフレクティア(『true tears』OP)

高垣彩陽
15:光のフィルメント(『伝説の勇者の伝説』第2期ED)
16:旅路の詩(『伝説の勇者の伝説』キャラソン)
17:透明な羽根で(『true tears』キャラソン)
18:たからもの
19:The Rose
20:You Raise Me Up

Ceuifonius
21:Idea(eufoniusカバー・『ノエイン』OP)
22:mellow melody(Ceuiカバー・『Sola』ED)
23:星空のファンタジー

Ceui × eufonius × 高垣彩陽
24:プリズム(Ceuiカバー)
25:光のフィルメント(高垣彩陽カバー)

〜アンコール〜
26:創聖のアクエリオン


5月3日、小雨がぱらつく中
赤坂BLITZに集まった人は、いつものスフィア観客とある程度近いが
そこから「狂気」のようなものがかなり間引きされてあり(笑)
純粋に音楽への期待をする人が多いのだな、と感じさせました。
16時開場、17時開演。個人的印象だと
18時開演が夜公演の一般的な形かな、という印象があるのですが
ゴールデンウィーク中という事もあっての事でしょうか?
結果的に、この1時間が効いていました。

僕の入場番号は、Aの300番台。
赤坂BLITZは『みつどもふぇす』の時に行った事があり
その時はもっと少ない番号。その経験から、大体あのあたりになるだろう、
的なアタリはつけていたのですが、まずライヴが始まる以前に
この時点で、期待を遥かに上回りましたね…。
客層のせいか、3組の曲調のせいか。

予め観やすい聴きやすい位置を確保すべく、1F後方の
段差のついた所に位置づける人。
或いは、心地良く聴く事を最優先とし
いくつか存在する柵の前後、楽なポジショニングをとる人。
そういった人の中で、特別割り込みや追いぬきもかけていないのに
4列目あたりに立つ事ができました。
場所は、客側から観て中央少し右。
終わってみて言えるのですが、最前列などを別とすれば
かなり特別なポジションだった!と言っていいと思います。

・自分の前は、丁度人と人の頭の間だった
・元々身長は180以上あるので、普通に立っていて何一つ無理な姿勢が要らなかった。
・何故か右寄りの観客は、左寄りに陣取った観客ほどサイリウムも振らなかった
・何故か右寄りの人は予め本などを読んでいて、始まると隙間が詰まって前へ前へ。
・高垣彩陽さんの今回の立ち位置が基本こちらから観て真ん中少し右、即ち正面

完璧すぎました。本当、最前除けば自分の身長も組み合わさって
最高級のポジションだったのではないでしょうか。
赤坂ブリッツの構造に詳しい人達は、舞台袖のある側に陣取ったから
そちらに密度が集まり、サイリウムも多かったという事なのかな?
そもそも組み合わせ的に、あまりスタンディングである必要がない…
極端な話、シッティングのライヴでもいけそうな形である為に
このライヴはいかに観やすく、楽な位置に立てるかがポイントだったと思うのですが
近さと楽さをかなり享受する事ができてしまったのでした。
番号若いのに後ろに陣取ってくれた人、左に集まったサイリウム勢、みんなありがとう!

※更に付け足すと、twitterで知り合った方…しかも
『true tears』のオフ会にも参加されていた方(笑)と
全く示し合わせてもいないのに、入場前、入場後と鉢合わせ。
特にむりくり割り込んだりもしていないのに、入場番号100番台の彼と
隣り合わせる形になったのでした。
普段からスタンディングで扱いに困る「開演前までの1時間」を
フリートークで愉しく繋げたのも、大きかったです。全てに感謝。

ライヴは、基本Ceuiさんがイベント同タイトルのアルバムを出す、
並びを観ても「トップ」と、どうみても彼女主導のもの。
MCでも
「eufoniusさんとできたら良いな、彩陽さんとできたら良いな、という願望が実現した」
とおっしゃっていましたしね。
よって、タイトルの「eden」が示す通り幻想的な雰囲気に終始すると思われましたし
実際、開演直後に始まったのは幻想的な映像と、
それを補足する幻想的な文字。
ああ、やはりこういう世界観で進行するのだな…

と思った瞬間、袖から出てきたのは
連邦軍のコスチュームを見に纏った若井おさむ(アムロ物真似)。


いやあ、ずっこけました(笑)。
何故司会若井おさむ(笑)←今思い出しても笑ってしまう
「雰囲気押し」をしていくかと身構えた途端、言葉は悪いですけど
「パチモンアムロ」ですからね(笑)
※まあ、被災地慰問したコロッケさんが示したように
 彼らは「パチモンという名の本物」なわけですが。
そしてこの偽アムロ、一応「エデンへの旅人たち」という体で
予め築かれたイメージに乗って進行…はしてくれるのです、が。

ちょいちょい「ララァには会えない」であるとか、
ガンダムネタを挟み放題。
さすがにアニメ文化を制したタイトルですから、この界隈で行う分には
伝達力も高く、観客はかなりバカ受け。
「雰囲気モノライヴに現れた偽アムロ」という
想像の斜め上どころか、想像の別次元に位置する展開に
皆さん、驚きを通り越してただただ「なんでやねん」の笑いに包まれておりました。
ここで若井おさむを選択したというのは、結果的には「正解」でした。
確かに彼が出た瞬間、このライヴである種期待されていた
神秘的な面は、影も形もなくなったわけですが(笑)
その身構えたこちらの心をほぐし、ライヴを愉しむ姿勢を作ってくれたと評価します。

ありがとう、偽アムロ!じゃなかった若井さん!
(でも潘恵子さんから電話はズルいよ…)

トップバッターはCeuiさん。
高垣彩陽の居ない所、心と足が動かない僕ではありますが
彼女は『伝説の勇者の伝説』イベントで彩陽さんと共演する事も多く
既にこれまでに2回、歌を聴く機会を得ています。

「伝説の勇者の伝説」メルマガ会員限定 1話先行上映会 イベント編

EDのCeuiさんは、結構不思議な空気を纏う方で、
喋りのテンポが少しづつ遅かったり、
いじれば味のありそうな方だな、というのが第一印象。
(中略)
歌われたEDは、少し音を下げた
AIRの「鳥の詩」という印象


『伝説の勇者の伝説』第2クール突入記念 イベント第3弾!
彼女、歌がお上手なのです。
麻枝准やeufoniusに通じるラインの楽曲を歌う方ながら
僕の私見を言わせてもらうなら、
それらを歌っている方々より上手い。

元々、転調をコロコロしつつ、裏声も交えて盛り上げる
ウィスパーなハイトーンボーカルを求めがちな楽曲たち。
でも、そういった方々は往々にしてパワーが足りなくなる。
どこか「モニタの向こうの楽曲」化するというか…
シンプルにいって、生で聴くと負けがちなのです。
ところがCeuiさんは、前に押し出すときの声の力が強く
高音部以外オマケです、という形にならない。
生で映える歌声だな、と改めて感心した次第。
(中略)
本人も、フワフワした方ながら
歌う時は力が前面に出ていて、その辺彩陽さんに似ていると言えなくもないですね。


大体、この2回の記事で抱いた印象通りの方でした。
ステッキを持ち、羽根を意識したような衣装を纏い
幻想的な方向性で登場…したかと思えば
微妙に場慣れしておらず、歌い出しの入りが覚束無かったり(笑)
しかし歌声そのものは素晴らしかったり、
しかし喋り出すと不思議なマイペース路線の人が、
ライヴが楽しみすぎたのでしょう、躁状態になったようでもあり(笑)
…色々こう、彼女のキャラクターでもってっちゃってました。

彼女が歌い出すと本気系、
しかし弄りがいのあるホワホワキャラである事は見抜いていましたので
その通りではあったのですが、その彼女のキャラ、加えて
まだライヴに慣れきった訳ではない、というような微妙に残る「危うさ」。
それら総合すると、改めて「若井おさむ方向は成功」という気もしてきます。
要は、彼女のキャラは、またプロとしても「隙」がある。
本当に本気で「幻想空間演出」を突き詰めていった場合
どこかでボロが出たと思うのです。
しかしそれは決して欠点ではなく、彼女のキュートな魅力でもある。
(彩陽さん絡みの声優さんで言うと、MAKOさんを前のめりにした感じなのかな?)
そのへんを無理なく押し出す上で、最初に若井おさむを出して
完成度を追求するような、張り詰めたステージから脱却したのは
正解だった、と思えてしょうがありません。

しかし、上の記事でも
「麻枝准やeufoniusに通じる」と書いたのですが
改めて、纏まった曲数を聴いてみると
本当に、そうでしたね。もっと言うと、それらの源流にあたる
菅野よう子さんの影響が強いのでしょう。
「エンデュミオンに降る涙」であるとか、民族的な方向に入ると
坂本真綾さんのロードス島戦記主題歌「奇跡の海」を強く想起させられました。
(僕は、坂本真綾さんは初期の↑や『Gift』が好きなのだ!)

そして、彼女のファルセットは「強い」。
彩陽さんほど突き抜けたソレではないのですが
逆に彩陽さんまでいってしまうと、ファルセットが
ひとつのハイライト、別の生き物になるので…
同じ歌の範疇で、ファルセットにとっさに切り替わっても
声が弱くならない。その聴きやすさは彼女の武器であると思います。

「Energy」を歌う時、数年前父を亡くした時に作った曲、と語り
真剣に歌に想いを乗せる彼女は感動的なまでに「表現者」でしたし
「不思議の国のセイ子」を歌う彼女は少女のようでもあった。
躁状態のMCは、言葉にすれば「童女」のよう。
そのONとOFFをもっと効果的に活用していく事ができれば
もっともっと、彼女は良くなるのではないでしょうか。
まだライヴに慣れていない所、客を乗せる乗せないの判断が甘い所があり…
そうそう、昨年、Kalafinaのライヴ中に手拍子を促され
「い、いや、貴方たちの曲はそういう方向ではないのではw」と戸惑った時に
近い感覚もありましたね。自分の「間」を見つけて欲しいと思います。
あと、フェードアウト系の楽曲はアニソンでは向かないらしいぞ、と。
未完成ゆえにまだまだ伸びますね、彼女は。

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2009-07-22
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2番手は、eufoniusさん。
まあ、なんといっても、ヨスガOPが聴けて嬉しかった(笑)。
ううむ、しかし曲だけを聴いていると
兄妹が救済を求め放浪する、という全体像の描きはイメージできても
兄貴がアヘ顔で調子こいて腰動かしてるイメージは出てこないなぁ(笑)。
riyaさんは童女のようなCeuiさん、清廉にして天然な彩陽さん

※riyaさんに言わせれば、女神Ceuiと天使あやひー

に挟まれ、スレてもいないのに立場的にスレざるを得ないというか(笑)
逆に宣伝などを容赦なく挟んでいく、如才ない感じやマイペースな部分が
面白かったです。

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容赦なく宣伝していた、2011年5月末発売の新作です(笑)。

そして本当に、喋る時は落ち着いた姉御風なのに
歌い出すとあのウィスパーボイスなのは面白いなあ、と。
最初、小さくて、ストレートな髪型の人が出てきたので
彩陽さんだと思いました(笑)
2人、髪を下ろしていたら姉妹に見えるのではないかな。

声量などは、決してライヴ映えする類ではないのですが
さりとてライヴでズコー、となるタイプでもない。
ライヴ自体には慣れていて、既に自分の声の出し方などは掴んでおられるから
あんな変態的な転調マニアな楽曲でも、メロディやリズムは崩さない。
アニソン観客は、生のダイナミズムというより
まず曲が曲として再現される事を望みそうな気もするので、
十分とも思います。大体、曲自体の難度が高すぎるし。
キーボードの菊池さんだけでなく、サポートメンバーとして
朝井泰生さんがギターで参加しており、riyaさんの声に限らず
音の部分でも、生の良さも表現できていました。

しかし、乃絵をクラスメイトが見つめたような歌
『Angel on tree』そして『リフレクティア』を聴くと
生なのに、想いが『true tears』に引きずられてしまいます。
特に『Angel』の、アブラムシの歌に対する
「少し元気のない時に思わず口ずさむ」という歌詞は
何度聴いても、ハッとさせられる部分であります。
特に1話の心象からの歌詞なのでしょうが
最終話などにも当てはまりますかね…ただ「元気のない」というよりは
もっと様々な、何か他のものを吐露したくなった時の代替手段
(それは嘆きかもしれないし、喜びかもしれないし、照れかもしれない)
として成立している気もする。
なんにせよtrue tearsを、石動乃絵を深く読み込んだ、素敵な歌詞です。

3番目に登場するは、高垣彩陽さん。
登場した瞬間の、瞬間最大風速的な観客の盛り上がり。
他人事ではありませんが、彼女目当ての客が多かったのでしょう。
まあ、僕は目当てというか、彼女がいる時はいくし、居ない時はいかないだけなので
誰目当てとか誰推しとか、そんな概念には留まらないわけですが。
スフィアだと豊崎さんが食っていくのにねぇ…所変わればねぇ…(感慨)
縁を語る時、若井おさむの「ガンダムという縁」も含めているのが面白かった(笑)。

指先にまで想いを通わす『光のフィルメント』から
このライヴまで縁をつなげてくれた、フェリスと乃絵に
感謝を捧げる…というか、彼女たちに「なって」のキャラクターソングパート。
特に『透明な羽根で』は作品自体への愛、その作品・キャラクターの表現度などの観点で
ぼくの「高垣彩陽キャラクターソング、ベスト・オブ・ベスト」の扱いなので
やはり聴けて嬉しかった。

※ニコニコ動画の彩陽さん歌ダイジェストは、なんで「もうひとつの空へなんだよう!

フェリスの曲はまっすぐな声で、高潔に謳い上げる分
乃絵の声の落差が印象的に。
彼女の歌声を「アウェイ」気味の所で聴く時は、いつも
キャラクターソングの所で慣れていない客のざわめきが起こります。
『キグルミ惑星』の時も、冒頭でざわめき、Aメロで笑いが起こっていたからなぁ。
というか『透明な羽根で』の乃絵ボイスは
CD音源のソレより、表現力が増していたような気すらしました。
彩陽さんには「今の自分では出来ない」という気持ちもあるでしょうが
ちょっと、せっかくなので乃絵で喋ってみて欲しかったですね。
eufoniusからバトンを受けた時、第一声を「素敵素敵!」にするとか(笑)。

『たからもの』『The Rose』の組み合わせは
彼女の対外的印象「歌が凄い」とはまた異なる
言葉を、想いを大切にする高垣彩陽の本質が良く出るセレクト。
どちらもCDより、絶対にライヴが良い。
それを言い出すと、彼女の楽曲は全てがそうなのですが
『君がいる場所』あたりの音源とライヴの差とは
比べ物にならないほど、上記の2曲は
生の想いが乗る事で、別の歌に化けると思います。

心に染み入る高垣彩陽3rdシングル『たからもの』
彩陽さんは「誰しもが一度は経験する」という言い方をしていますが
敢えて補足するなら、僕らは日々、全ての瞬間で卒業と旅立ちを経験しています。
今日と同じ今日はなく、今と同じ今はない。
学校をはじめとした「卒業」、大きな変化はそれを強く認識させてくれるトリガーで、
その意味では「記念日」などと近い意味合いのものと捉えています。
そうやって、卒業を細かに認識する事は、つまり
日々への感謝を強め、感度を高め、鮮度を高めるという事で…

以前『たからもの』発売時に記事でこう書いた部分、
今回彩陽さんがMCで、卒業の単位を
「毎日」にスパンを短くして語ってくれたのは
「我が意を得たり!」な部分として、これも感動的でありました。
『たからもの』『The Rose』は、本当に滋味に溢れているなぁ…。

しかし。同時にそれだけでは物足りないですよね、な
「高垣彩陽に行った、観た、聴いた!」と語りたい層の為にも
対外的名刺代わりとして定着されつつある『You Raise Me Up』を披露。
昔と比べると、昨年秋あたりからメロディの歌い方を少し変えており
(to be の部分が抜けて消えないようにしたり、
サビの歌い方もライヴ映えするように、R&B方向に弄ってますね)
完成度は聴くたびに増していく。
深みと、凄みと。
すっかりソロアーティスト・高垣彩陽を紹介し、押し出す為の
4〜6曲あたりでの「フェス的選曲」は掴んだ感があります。
あとは、ソロライヴ的用のソレも求めたい所ですけど
そうなると、アッパーなナンバーなり、
振りやすい、乗りやすい楽曲が求められるのかなぁ…
その意味でも示唆のあるライヴだったのですが、それは後述。

彩陽さんは、昨年秋〜冬にかけての
光のフィルメント仕様?の白い衣装を身に纏っていましたが
頭につけたカチューシャの、青い花が
(…別にCeuiさんの曲にかけたわけじゃないですよね?)
ワンポイントとして、物凄く効いていました。
元々「地黒」(本人談。生で観るほどに、言うほどじゃないと思いますが)
な事もあり、白い衣装も映える。
うーん、しかし300番台のスタンディングで
おみ足までフツーに全身拝めてしまうとは、どういうわけなのだ。
ありがとう前の人達の頭の位置(?)。

ここまでで曲数的にも、かなり十分な満足度を得たところで
ここからはコラボタイム。
「Ceuifonius」は、元々二組とも音楽的素養が近い・・・
言うなれば、Ceuiさんは穏やかな菅野よう子の、
eufoniusは激しい菅野よう子の要素を煮詰めたような存在なので
曲自体が組み合わさると、ギャップはありつつも
実は同根、といった感じで違和感はさほどないのですよね。
新曲『星空のファンタジー』はその典型のような楽曲でした。
ちなみに、イントロだけ聴いた時は
アース・ウインド&ファイアー『宇宙のファンタジー』のオマージュかと思った。
タイトルも近いし、実際そうなのかもしれません。

しかし、『Idea』が聴けたのはムチャクチャに嬉しかったです!
函館で幼年期を過ごした身として、この作品も
大切な『故郷アニメ』の1つなので…

※これが『最終兵器彼女』だと、何故かそこまで郷愁を覚えないのです。

作品の質だけを重んじる僕の中のeufoniusと言えば、
リフレクティア、Idea、そして
『フタコイオルタナティブ』の『ぼくらの時間』という事になっている。
そのうち2曲を聴けて、とても嬉しかったです。
『mellow melody』も、riyaさんの言う通り、Ceuiさんの代表曲なのでしょう。
その作品=トマトしるここと(?)『sola』も、
面白い事にこの3組の縁に繋がっています。
『true tears』を手がけたナガッチョPこと永谷敬之さんの前作なのですよね。
実際、『true tears』のオフ会があった時も
二次会で、ナガッチョP含めsolaでえらく盛り上がってましたし…(笑)。
かなり前から淡く繋がっていた関係が
この1〜2年で目に見える形で繋がったと。
この3組は、そういう関係なのかもしれません。
あーあ、ナガッチョさんくれば良かったのにー(笑)。

最後に彩陽さんも交え、3組のコラボから怒涛のアンコールへ。
アンコール時、非売品Tシャツを着た皆さんが現れたわけですが
(偽アムロ含むw)
この時の彩陽さんが、滅茶苦茶可愛かった事も付記せねばなるまい(真顔)。
いや、先述のカチューシャにある青い花と、
スッとしたTシャツのラインと、
そこからちょっと広がり気味のミニスカートに至る全体のフォルムの美しさというか…
記者ー!誰か写真撮ってないのかー!なんとかしてくれー!!

コホン。

しかし、それにしても、まさかの『創世のアクエリオン』…

最後が最熱、という意味では抜群の選曲ではありました。
ライヴ後「何故アクエリオン」という声も聞こえてきましたが
個人的には「何故若井おさむ」よりはずっと解きやすい謎に思える(笑)。
eufoniusを『ノエイン』で認識した時も
デジタルによった菅野よう子、という第一印象がありましたし
今回のライヴ序盤、Ceuiさんの曲を聴いている時から
その名前は普通に脳裏に湧きあがってきていた。
そして高垣彩陽さんは坂本真綾さんを
『エスカフローネ』時代から敬愛しているわけで、それは勿論
菅野×真綾の蜜月時代も愛しているという事になる。

極めて自然な「みんなが好きなもの」で
それとライヴ構成上、最後に盛り上がるものを求めるバランスを考えれば…
うん、まあ『トライアングラー』かこれくらいしかないんじゃないの?と思いますけどね。

で、この『創世のアクエリオン』が物凄く
「高垣彩陽的に重要だった」と思っています。
Ceuiさんeufoniusさんには申し訳ありませんが
この曲はちょっと、高垣彩陽にハマりすぎでしょう。
この高垣彩陽愛読者としても、びっくりしてしまいました。

これまで、08年以来彩陽さんのカバー曲はいくつか聴いてきましたが
ハマり度で言えば『アメイジング・グレイス』を別格とすれば
『涙そうそう』に並ぶか超えるレベルであり(『鳥の詩』ではそこまで思わなかったなあ)
声質とアクエリオンのメロディラインが鳥肌クラスの噛みあわせの良さに。

特にAメロ終わりの「彷徨い行くよ(抱きしめたいよ)」の部分の
声の裏返りを駆使した、一気にBパートに持っていくスピード感のようなものは
原曲にもないもので、ゾクッとさせられる響き。
彩陽さん自身、今の己に安住せず
歌唱力も磨いてきたからこそのドハマリ具合かな、とも思います。
地声音域で凌ぐ範囲が昔は今より狭かったと思うので、それだと
アクエリオンのような曲は、もっと高音でごまかすようなニュアンスが強まり
今回聴けたような、力をもった歌い方はできなかったはず。
ソロを挟んだからこその、パワフルな歌いまわしと思います。

それは同時に、彼女のソロとしてのある種の道行き、可能性も示していた。
上記の通り、彩陽さんは既に「フェス的選曲」はモノにしつつあるわけですが
これが10曲を超える構成となってくると
メリハリをつける為、今年初頭のソロライヴでは
『チャイナ気分でハイテンション!』に頼るような、キャラソンに任せる部分が出てくる。
高垣彩陽は、声優・役者なので、それもまた間違いではないでしょう。
ただ、ソロアーティスト・高垣彩陽として終始する構成を想像した時
どうしても、盛り上がりの部分に課題は出てくるものなのです。

正直言って、別にそれは必要ないもの、とも思います。
Ceuiさんの話に関連しますが、彩陽さんの場合
役者としてのONOFFの精度が高いので、
幻想的なり、本格的な方向で押し切りたいのであれば
そこに終始し、ボロを出さない事は十分可能でしょうから。
完成度の高い荘厳なライヴも、可能だと思う。

ただ、そこに留まらない可能性の話をした場合は
彼女のライトスタッフではないとは言え、いわゆる
飛び曲?振り曲?とにかくそういった元気な曲も必要になってくる。
そんな時、この『創世のアクエリオン』のハマリ具合は
様々な示唆をもたらすのではないでしょうか?
彼女も、彼女の音楽チームも、このハマリ具合を
「たまたま凄くピッタリだったね」では通りすぎないで
方向性を探ってみてもらいたいものです。

振り返ってみれば、もっと望み得る部分もありました。
羅列してみれば

・彩陽さんにリフレクティア歌って欲しかったなあ!コラボででも!
・アブラムシの詩、伝勇伝音頭といった脱力合唱系ソングも欲しかった。
 タイトル的には想像できなかったけれど、若井おさむが出る空間なら(笑)
 それはむしろあった方が良いくらいの話でしょう。
・彩陽さんにフェリス、乃絵でちょっとでも「演じて」欲しかった。キャラソン以外で。
・仕切りをCeuiさんに任せると、色々躁で危うくなるので(笑)
 途中でeufoniusの菊地創さんなり、Ceuiさん側の小高光太郎さんなり男性が
 どこかで〆にいく形を磨いた方がいいかもしれない。
・4500円チケットですし先日の『みつどもふぇす』のように
 パンフレットをつけろ、といった要望は出しませんが。
 簡素でも作り、売ってくれると嬉しかったかも。
 演者の皆さんがMCでおっしゃっていた通り、女性三人が並んだ図は
 良い意味で「なんだこれ!?」だったと思うので
 それをパンフなりクリアファイルなりで、形に残しておきたかった。

と。
そういった「more」はないではないのだけれど、そこは最初に書いた通り。
あくまで先の可能性としての要望であり、
今回は今回で、そこを減点要素とはせず
心から楽しませてもらいました。
観客の拍手が早いだとか、変な掛け声とかは
まあ、山の賑わいというか、それはそれでおいといて(笑)。

終わってみれば26曲、3時間に渡るライヴ…
(17時開演なのは、やはり、かなりボリュームを詰める目的だったという事かな)
大満足すぎました。
しかも場所も彩陽さん側、間近で全身見える所だし…
今春のライヴはここがハイライト!と見定めてきた事に間違いはなかった。
騒ぎ、叫ぶだけがライヴではない。
音楽を、人を、縁を。温かいものを堪能できる、素晴らしい機会でした。
是非とも「次」を期待したいものですが
発表された、秋に開かれるというCeuiさんの「2nd eden」は、
また違うメンツという気もするなぁ…
ハコが大きなZEPP東京なので、よほどの名前が必要とは思うので
難しい部分ではありますが。

※だから今回はサブタイトルで「3つのファンタジー」なわけですし
 そのサブタイトルを毎回いじる事で、フレキシブル対応を目指している気も。
 それに、このメンツを続けすぎると固定化され、身動きがとれなくなりますからね。

にしても。
目先の「次」に限らずとも、もっと長いスパンで
色々期待したくなるような、素晴らしい鑑賞体験でした。
互いのファンがそれ以外のアーティストの魅力を知るのが
いわゆるフェス系、対バン系の魅力ではありますが
それは同時に価値観の衝突も生みやすいもの。
しかし今回の組み合わせだと、それぞれに繋がりが感じられる範囲ですから
そんなに無理なく、様々な魅力に振れる事ができたのではないでしょうか。

うーん、昨年ツイッターに呟いた事ですが
この手の親和性のあるアーティストの和をつなげていき
13:02 アニソン界で、あんまりサイリウムノリノリの楽曲がなく、かつ上手い女性達でフェスをやってみたらどうだろう。カラフィナ、高垣彩陽、アツミサオリ、清浦夏実、eufonius、ceui、KOKIA、石川智晶etc。…ただの俺の楽園だった。

いつかはそんな、非オタ芸系アニソンアーティストによるフェスも観てみたいものですね。
アニソンが成熟していくには、
キャラソンが一般文化にまで認知を広げ音楽的に評価される事や
ジャンルが幅広いと言えど、最終的にヒットにはかなり限定された文法が求められる業界で
そこからの脱却(というか、別の方法論の提示)が必要となるように思います。
頑張れ「聴かせる系」!
5月7日追記
first eden。少し日を置いての、高垣彩陽さんの感想ブログ。
この数日、てっきり富山にでも行っていたかと思いました(笑)。
想うだけで、心が震え、胸が苦しくなるほど…
愛しい存在が在るなんて…
私は幸せ者なのです。


でも、大切にするのと依存するのは違うから、大好きな存在やそこで出会った人たちに恥ずかしく無いように、更に前進して行かねばと思います。
今回のステージがあって、この不思議なくらいに素晴らしい出会いと繋がりに改めて感謝することができ、いっそう決意が固くなりました。

読んでいて、ちょっと涙が出てしまう程の名文。
心の美しい人にしか書けないなぁ…
たまに彼女は素晴らしい記事を書かれます。
いや、たまにって、
普段はダジャレばっかだなコイツ!って意味ではありません(笑)。

この日のMCで仰っていた事と断片情報を組み合わせると、
全てが縁・繋がりという言葉の重みが増す筈です。

true tears・石動乃絵の声は
オーディション参加者の中ではしっくり来るものがなかった。
そんな中、遅れてテープオーディションを受けた彩陽さんの
モコモコの(笑)収録環境の悪い録音テープ(だったらしい)を
スタッフの皆さんが、喫茶店で聞いてGOサインを出さなかったら。

その作品の監督が西村純二監督。
ともに『風人物語』などを手がけた事もある(風人物語は傑作!)
川崎逸朗監督が、西村監督の新作という事で意識をしたからこそ
「高垣彩陽」という名を知り。

そこで『鋼殻のレギオス』で姿勢や演技などで認められるものがあり。
だからこそ『伝説の勇者の伝説』フェリスのオーディションも
参加者では難航した時、
本来オーディションを受けていなかった彩陽さんに
お呼びがかかる事になった。

不思議な程の縁があると同時に、それだけでなく
ポイントポイントで、その縁が途切れそうになる時
その時その時の彼女の努力が・姿勢が
縁を、絆をつないでいる。
こうやって羅列してみると、それが良くわかります。
1つ1つの縁を大事に、そして新しい縁を作る事も恐れず
…そんな彼女の歩みを、物語を追える幸せ!
それが一番のファンタジー、と綺麗に〆てみたり。



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至福の時間『first eden〜 3つのファンタジー〜Ceui×eufonius×高垣彩陽〜』 ひまわりのむく頃に/BIGLOBEウェブリブログ
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