ひまわりのむく頃に

アクセスカウンタ

zoom RSS 金曜ロードショー『サマーウォーズ』のスーパー・ディレクターズカット!

<<   作成日時 : 2010/08/07 01:41   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

8月6日、日本テレビ系列の『金曜ロードショー』で
細田守監督の劇場アニメ『サマーウォーズ』が
地上波初登場を果たしました。
放映時間、なんと本編130分より50分ほどカット。
驚異のTVサイズ化。TV様ハンパねぇ。
とはいえ、細田監督自らが編集に関わったという事ですから、
半ば公式の「超超ディレクターズカット」状態なのでした。

パッと観で気付いたレベルでは、削られたのは
ナツキと侘助の花札、カズマと師匠の修行…
全体的に「積み上げ」といわれる部分が抜け落ちているという事。
カズマのキャラクターの魅力なんかは、相当削られているのでは?
ただ、作品の25%ほどを削ってもなお
物語として成立しているというのは、逆に考えれば驚き。
今回のディレクターズカットにより、
作品の骨格、筋のようなものが浮き彫りになったという意味で、
地味に価値のある編集版だったかも?と考えています。

そもそも、僕の『サマーウォーズ』評価は、
力技の作品…twitterの方では「剛腕アニメ」などと言っておりますが、
悪い意味ではなく良い意味で、
「雑なアニメ」という評価。
ですから、元も精緻さをウリにしていない作品だから…
と。
少し補足説明しますと。

『サマーウォーズ』は
個別の整合性をそこまできっちりと取っているようには見えず、
また基本、そういった作品は、整合性の甘い部分が
穴があいた風船のように、物語の完成度を下げるものと思っています。
しかし稀に、雑なままで力のある作品が生み出される。
『サマウォ』はまさにそれだと。
最近では『エンジェルビーツ!』も同じタイプ…まあ
部分部分の演出の勢いで
無理やりもっていくエンジェルビーツと、
部分部分のコンテ演出の完成度の高さで
全体像や細部を気にさせないサマーウォーズ、と
方法論的には繋がる部分はないものの、
結果的に、細部を詰めないでもエネルギーが残る仲間です。

とにかく、元々が
「積み木のような美」を持つ作品と思っていないので、
どれだけカットされようが、
骨格さえあれば成立すると思っていましたし、
実際そうなっていました。

また、テレビから入った人がオリジナル阪を観た場合、
僕がオリジナル阪を観た時感じた不足分は、
この場合「テレビ阪からの付け足し」なので、
寧ろ骨から演出を付け足してくれている、プラス面が目立つかもしれない。
もっとみたいと思った人は、DVD・BDを買ってくれるかもしれないし
次に地上波で「ノーカット放送」があるとすれば、
それはまた新鮮な話題になる。

そういう意味で、きっちり2時間枠に合わせた大カット阪が
予算的な理由かはわかりませんが、
ある意味で「逆境を力に」といいますか、
独自の価値を生み出す事に成功したように思います。

こいこい!!

当ブログの応援する声優・高垣彩陽さんも
細田作品がお気に入り。
好きな男性のタイプと言えば、以前は
『イタズラなKiss』の入江くん、そして
『ガラスの仮面』の速水さんと答えていたのに、
現在は入江くんと、『時をかける少女』の千昭になっている。
…紫のバラの人を追いやってるよ、千昭!(笑)。
まあ、『時かけ』『サマウォ』の助監督を務めた
伊藤智彦監督は、現在『世紀末オカルト学院』でお世話になっている為
その辺の縁の補強効果もあって、
千昭の名が挙がるようになったのかもしれません。

とにかく、細かい指摘を抜きにしても
家族という最小の単位から、人と人が繋がっていく事や
縦軸の世代を繋ぐ物語、という根っこはキッチリ存在していて
エンターテイメントとテーマ性を両立できている作品である事は確か。
だからこそ、高垣彩陽さんのような
家族想いの乙女脳が、普通にハマっておられるわけです。

今回のロードショーも、枠自体は2時間枠をはみだす事もなく
もうイケズ、てなものなのですが(笑)
しかし番組の扱い方は、細田守監督が
『時かけ』に続き、日本アカデミーのアニメ部門をとっている、
という情報をしっかり伝えている。
これは、言葉は悪いですけど「アフター宮崎駿」といいますか
次の世代の劇場アニメコンテンツとして、
細田守さんを捉えている証。

『サマーウォーズ』を単体として評価させるのではなく、
あくまで『時をかける少女』とワンセットにして扱う事で
個別の作品ではなく、「細田守作品」という側面が強調される。
そうやって、細田守ブランドを確立させようとしてくれているのでしょう。
…スタジオジブリに一極集中するよりは、先があるかな?
それに、細田守監督が名声を上げていくほどに
両作品で助監督を務めた、伊藤智彦監督にも
少しづつ色んなメリットがあると思うので…
個別の名前が注目される事が、
アニメ全体にとって、悪い効果をもたらすとは思えず
この「細田一派」の躍進を、楽しみに見守りたいと思うのでした。

まあ、伊藤監督がアニメ監督として「師匠」を意識するのなら
キャラクターデザインは、あまり変えない方が
絵という記名性が保たれるんですけどね。
一方で、プログラムピクチャー監督、職業監督としての道は
その辺関係なく、作品ごとに合わせていけばいい。
伊藤監督の次作がキャラクターデザイン千葉崇洋かが
彼の分かれ目になる!!…って、気が早すぎますね(笑)。

しかし、『世紀末オカルト学院』また伊藤智彦、という視点があるだけで
去年観た時よりも、エンディングでの
おばあちゃんのニッコリ遺影が、
バルトシュタイン学長のアレな表情を思い出させたり…
細かく味わいが増していたなぁ。
やはり、興味の芽は多いだけリターンをもたらしてくれるようです。

http://twitter.com/rui178
つぶやいてますー。

サマーウォーズ スタンダード・エディション [Blu-ray]
バップ
2010-08-01

ユーザレビュー:
販売時期が本当に残念 ...
待っててよかった?最 ...
邦画アニメーションの ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by サマーウォーズ スタンダード・エディション [Blu-ray] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
金曜ロードショー『サマーウォーズ』のスーパー・ディレクターズカット! ひまわりのむく頃に/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる