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zoom RSS 2010年7月期・アニメ第1話感想集「生徒会役員共」編

<<   作成日時 : 2010/07/06 00:48   >>

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近年、TVアニメでのエロを描く方向性は
画そのもののエロと、言葉(声)によるエロの二面展開。
その言葉方面、前期の「B型H系」に続き?
週間少年マガジン連載の「生徒会役員共」がまさかのアニメ化。
当の氏家卜全ファンすら「TVはないんじゃ」と
思っているかもしれません。
別に嫌いだから言うのではないのだけれど、
上がってきてはいけない企画(笑)が
普通に表に上がってきている事に、ある種のうすら寒さを覚えたりも。

しょうもない作品を、しょうもなく作ってしまうと
そこにはしょうもなさしか残らない(何言ってるの?)。
作品へのフックのかけ方として、熱意のギャップ
=こんなひどい作品なのに、すごく頑張ってる
という表現パターンは確実にあって、
「生徒会役員共」は完全にそのパターン。

制作のGo Handsは、元サテライトの、
初期「しゅごキャラ!」を手がけていた方たち。
少し前には、6話まで良かった(そういう1クール多いなあ)
「プリンセスラバー!」も作っていた。

「しゅごキャラ!」は、特に初期が優れていて、
まあそれは脚本構成が島田満さんだった事も大きいとは思うのですが、
作画としても同じ事が言えました。
鈴木信吾さんの鋭角の顎、特徴的な影
井元一彰さんのバタバタ動くオバケ作画
(拳や足を沢山描いたりする類の、アレですね)
古田誠さんは、鈴木さんのラインの踏襲者かな?
また、「しゅごキャラ!」の頃からかかわってくる事もあった
菊田幸一さんの、ラフな集団やエフェクトが特徴的な作画。
ここに、しゅごキャラのパッケージデザインなど
主な絵柄イメージを浸透させた、大久保宏さんが加われば
ほとんど、まんましゅごキャラのメンツ。
しゅごキャラ時代、優秀な作画の数々は
特に初期、おおいに我々の目を楽しませてくれました。

そんなアクション、背景動画、エフェクトなどが巧みな彼らが手がけるのは
・・・低血圧気味の、下ネタ言葉遊びアニメっと。

たまに「みつどもえ」と括って語る人もいるようですが
それは、単に「下ネタ」の響きだけで忌避反応を示している人の括り方で。
「みつどもえ」は、下品さなどもありつつ、キャラごとのズレから生まれるバカさを笑う
ある種純正のギャグもの。
「生徒会役員共」は、本当に、もう、下ネタしかないクラスの作品。
意地でも会話のオチを下ネタにもっていくぞ、という共通理解の元
読者と作者が意識を共有してニヤニヤするような、かぐわしい世界です。

正直、こんな作品にGo Handsなんて
もったいないにも程がある!原作選べ!
・・と言う気持ちもないではない。
けれど、最初に言った通り、しょうもないものにしょうもない作りをかけあわせたら
もう、何にもならない。
そういう意味では、優れたアニメーションの力でもって
視聴意欲は保たれるわけで、ある意味では
良い「原作選び」とも言えなくないんですよね。
物語に負ける事を考える必要がなく、
シンプルに自分たちの価値・地位を主張するという意味では。
原作ファンとしては、これ以上望むのがバカ仁思えるくらい
ありがたい方々に作ってもらった、と言えるでしょうね。

作品自体には、あんまり言う事は・・(笑)。
取りあえず下ネタに落とす、という定型しかないと言ってよく
あとはたまーに、他の日常4コマ漫画的なありふれた描写があるだけ。
悪い意味というより、寧ろ下ネタにもっていく技量を堪能するものであって、
逆にそれ以外のネタとなると、まるで切れがなくなってしまう。
1話の中にもあった「ギャルゲーの画面撮り」なんて
まるでどこが面白いかわからない上、リズムも止まってしまい
ちょっと体温が下がりました。

とにかく、下ネタに逃げてる!なんて安易な批判をするより
むしろ下ネタ率が高い方が作品としてまだまし、という
ちょっと奇怪な作品なのですが。
それなりに規制がしっかりしているらしく
ピー音が色々と引っかかる所。

※ナプキンってピー入れる必要あるのかな?
卑猥にしないように生まれた言葉とすら言えると思うのだけど・・

ピー音、画の場合湯気、光などによる隠しは
販売ソフトとの明確な差異として、ある種の宣伝戦略にはなる。
いまどき、放送版と製品版にまったく違いがないままで
売れる作品なんて、本当に数えるくらいしかありません。
でも逆に、クドすぎると買う気を減退させたりもするので
その辺諸刃の刃。

テンポの作り方は、いわゆる原作準拠タイプ。
「テンポがいい」「テンポが悪い」
という語り口はあって、この作品はおそらく前者で語られる類。
ただ、それは単に間を潰していっている、という事の言い換えで。
特にショートギャグ作品におけるソレは、
アニメーションとしての挑戦をしないほどに
テンポがいい、と言われる気がして、個人的にはあまりしっくり来ていません。

ネタを会話以外の間がないくらい詰めていって
間に細かくアイキャッチを挟んでいけば、
脚本もさほど作り込む必要がない。
最近だと、1クールで100話を越えた
「荒川アンダーザブリッジ」が典型中の典型で
「生徒会役員共」も、同じタイプ。
アイキャッチのたびに雑誌の編集アオリ的なつっこみが入るのは
人によって共感できたり、くどいと感じたりでしょうか。
最近は動画サイト的に、こちらが声を出して突っ込む、という空気が
一つの型になってきていると思うので、
オフィシャルが先に一つの意見を代弁してしまうのは、
アニメーションにはそこまで向いていない気もします。これは私見。

演技としては、ちっさい女の子・萩村スズを演じる
矢作紗友里さんが、圧倒的なまでのドハマリ。
他にも花澤香菜さん、阿澄佳奈さんあたりが思い浮かぶ
ちっこい女の子タイプながら、
矢作さんの持つチンピラ臭(誉めてます!)が
スズというキャラクターにぴったり。

一方、主人公の津田タカトシ演じる浅沼晋太郎さんは・・・
どうなのかなぁ・・・・。
いや、正直かなり好きな役者さんなので、判断に迷う。
原作を読んでいても、確かにタカトシは低血圧気味に
さっさと突っ込んでいくタイプなので、
一応浅沼さんの、声を抑えようという意識を感じる
ソフトな演じ方は、キャラクターに即している気はする。
ただ、一方で、どこか引っかかるのは
・・・言うか?言うか・・・

あんまり童貞臭くない(笑)。

余裕を感じすぎるのが引っかかるのかな?
ローテンションでありながら、青臭さも感じたいという
こちらの要求が過剰な気もします。
なので、少し様子をみようかと。
今のところ何か、全体的に少しそういった
「一周しちゃった感」があって
印象に残らないOP、angelaさんの無理した感のある
青春ポップED(笑)・・歌い方もストレートにしてください・・
と、懐古モノでもないのに
ちょっと、当事者感が薄いのは問題かなと。
「B型H系」はOPEDを存在自体が幻想の、
田村ゆかりの幻想アイドルソングで挟み込んだあたりが
上手かったですね、というのは脱線。

次回予告で
「原作コミックス1巻33ページから56ページまで」
と言っていた通り、
原作の数十ページ分を
合間合間にアイキャッチを入れながら、ポンポンと描くだけなので
まあ、生徒会に入ってからの最初のヒトネタだけで
すでに最終回までのゴールが見えるような作品です。
あまり、アニメーション表現としてのときめきはないのですが
そこで、最初に言った通り
腕利きのGoHandsが手がけるという事によって、
どんな画にしてくれるかなー、というモチベーション「だけ」で
観ていく事ができる。
個人的には、文芸も、演出も、作画も、演技も
全部が相まってアニメーションの高みがあるとは思うので
かなりテンション低めで観てはいるのですが、
一方でアニメーション制作会社が、己だけを価値にして
見せるという形態になっているわけで・・・
それってある種正しい「アニメ化」なのかも?などと
ちょっと迷っちゃってる、そんな作品が「生徒会役員共」なのでした。

しかし、全体的にピー音は
淡々と言っているところに重ねられる作風なので・・・
ソフト版で、その修正が消えた所で
個人的には、あまり嬉しくないんですけど
どうなんでしょうね?
「ナ(ピー)」が「ナプキン」になって何か嬉しいのだろうか。
照れてくれる所が少ないのは残念ですよね!←変態

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ん、安いし売るのが早い!
これまでエヴァの莫大な黒字に甘えてか、
素人目にも全然ソフトを売る気の見えなかった
キングレコード・スターチャイルドアニメ。
今回はちょっと、試みが伺える形になっていますね。
アニプレックスの「WORKING」を多少踏襲したとおぼしき形、
この結果も個人的には少し気になる所です。
スタチャアニメは、ほんと売り方考えた方がよかったよね・・・ここ3年くらい・・・(以下愚痴)

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