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zoom RSS 2010年7月期アニメ第1話感想集「セキレイ pure engagement」編

<<   作成日時 : 2010/07/05 02:13   >>

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「セキレイ」の続編が始まりました。
売り上げを見てから動いたのか、
かなりの期間をおいて発表された
おっぱい格闘アニメ(?)。
それにしても・・・良くできてた!!

当然人間だもの、好き嫌いは存在しますし
正直に言えば、こういう格闘ハーレム系で爆乳で
Fate形骸追従のような形は、まるで好きではない。
しかし、デキとはまた別の話と思っています。
思っていても、完全に分けることができないのが人間だから、
日頃意識しておくくらいで、ようやく
少しだけ、切り分けが可能になるはずです。

「セキレイ」の一期は、一応全話観たものの
愛着も特になく、OPがサクラ大戦みたいだなー、と
適当な事を思ったり、
大雑把な設定しか覚えていなかったのですが・・

とても面白かった!
一期に思いいれ皆無ながら、この第1話は相当なもの。
脚本、演出、いずれも隙なし。
状況を設置しながら、作品の見方というものも解説できていて
年に数本しか存在しないクラスの
「すばらしい第1話」だと思います。

シリーズ構成・脚本は、吉岡たかをさん。
吉岡さんと言えば、神戸守さんと組んだ
「エルフェンリート」が真っ先に思い浮かびますが、
あれは神戸監督の美観が出まくっているとも思うので、
彼の基本であるハーレム形態とは少し違うようにも。
それ以外の作品で観ていくと、当たり外れが結構あって
個人的にはダイス系脚本家さん、でしょうか(すいません)。

原作に手を入れなさすぎるのか、
「いちばんうしろの大魔王」の終盤のように
壊滅的なまでにマイウェイを突っ走ってしまった、
ダメな80年代同人誌のようになってしまう事もあれば
少しでも裁量が与えられると違うのか、
時々しょうもない原作(笑)を、はっとするものに仕上げる。
最近だと「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者」。
第一作の「クイーンズブレイド 流浪の戦士」とは
まるでモノが違っていて、びっくりしました
(流浪〜も悪くはなかったのですけどね、意外に)

「玉座を継ぐ者」の第1話に感じた「うまさ」を
観ながら感じていたので、見直して脚本家を知った時
妙な納得感がありました。
基本的に、巻く事よりも導入が、
状況の再整理がうまい人なのかな?
原作からこうである可能性もありますが
たまに読んでいる限り、原作の方の脚本構成力は高くない。
構造が魅力的で、キャラが魅力的・・・というタイプと思います。
だから、これは吉岡さんの調理が効いているように思える。

冒頭アバンのセキレイ対軍隊からして、まず良い。
これだけで作品のディテールが下支えされます。

都内で、セキレイ同士が殴り合うこの物語は
どこか、内部でこじんまりとしている世界に見えていた。
同じスクエニ系のアニメ「黒神」あたりにも感じた事ですが
能力のある者同士が、能力を用いて
一撃必殺ではなく殴り合ったりしていると、
茶番とまでは言いませんが・・・その中で完結してしまって
「それを観る僕ら」として、反応しにくくなってしまう。
どれほど凄いのか?とかね。

ところが、初っぱなから戦車を凌駕した事で
「こういう人たちによる闘争」だ、という事が刻み込まれ
都内で行われているセキレイバトルに
ディテール面からの重みが加わるようになっている。

※これは、怪獣映画で、登場時にでかいもの壊せ、とか
そういう事を言っていると思ってください(笑)。

また、これは良くも悪くも、というべきか
主人公のミナトさんが、第一期の開始前から
ろくすっぽ成長していないのが効いている(笑)。
情報も、まわりのセキレイ達が収集する形で
ミナト自身はほとんど情報を手にしないまま
「みんなを守りたい」レベルの動機で行動。
なので、視聴者が感情と視点を預けるミナトさんがそんなものなので
特別に置いていかれる感がない。
色々事を知りたければ、他のセキレイの言葉に耳を傾ければいいし
それがいやなら、単純なミナトさんハーレムになる。
新規用の視点を確保できているという良さがあります。

更に、単純なエロイベントを描いているようでいつつ
ミナトの周りにいるメインの4人のセキレイの描き分けも完了。
一つ一つの出来事に対して、嫉妬したり、傍観したり、怒ったりと、
ちゃんとテンプレートな反応を示し続ける事で
(複数回繰り返すのがまた良いですね)
キャラクター性がしっかりと頭に入るようになっている。
回りを囲む、ミナトさんにときめきつつある
彼と契約寸前なセキレイ達の葛藤などもばっちり描写。

おまけに「懲罰部隊」を重点的にふれる事で
この作品の構成的に、懲罰部隊がポイントになる事も、
観ていると自然にわかってくる。
今シリーズで目立ちそうな、現懲罰部隊の紅翼も描写多め、
その懲罰部隊の筆頭の、初代〜二代目〜三代目の謎が
今回のポイントになる事も、しっかり提示できている。
勿論、前期視聴者だけにわかるような形にはせず、
ちゃんと懲罰部隊の「仕事」、
セキレイ脱落希望者達への懲罰も描写。
最後に、お色気担当の乳首解禁用の風呂シーンで
しっかり、ヒロイン結の体に「08」の刻印。
懲罰部隊二代目筆頭とのリンクを再度念押し。

うますぎですね。
サービスショットなども含めながら、それだけでは留まらない
職人的な上手さに溢れている。
同時に、今回はコンテ・演出・作画が
友岡新平さんによる一人仕事。
「いぬかみっ!」など、いわずとしれた?腕利きアニメーターですから
彼にがっつりと画面を預けた事で、テンポもよく
エフェクトも表情もはっきり。
当然動きもよく、まったくもって素晴らしい回になりました。
水エフェクトなども上手い方だから、風呂場からのシーンなんて
まさに友岡さんの為にあるシーン。
(というか、水使いの月海という存在自体が友岡さん向け)

脚本、コンテ、演出、作画・・・
総合力が抜群に高い。
1話が掴みとして大事な事は確かながら、
ここまで満点回答をするのもまた見事。
友岡さん、今後は総作画監督クラスの仕事に留まるかもしれませんが
彼の登場率が、作品の質を決定付けると言っていいのでしょう。

多分、今期のベスト1話ですね。って、まだ全然観てないけど(笑)。
物語の好みなどは度外視して。アニメーションの底力をみました。
素晴らしかったです。
セキレイ、舐めてると怪我しますよ!←舐めてた人

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