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zoom RSS 2007年7月期アニメ第1話感想集「黒執事U」

<<   作成日時 : 2010/07/04 09:58   >>

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今期、もっとも人気が確約された作品?
「黒執事U」。
一期が大変美しい終わりをみせた作品だけに、
この物語の行く末もおおいに気になるところ。
「ほとんどの」スタッフが継続して手掛ける黒執事、
その出来やいかに。

http://rui-r.at.webry.info/201002/article_3.html
↑以前、黒執事カリーパン発売にあわせ
記事にした事があります。
そこで書いた通り、僕は黒執事の一期をおおいに愛している。
が、その当時大きな勘違いをしていた事を、
開始後数分で知りました。当時の文章。
願わくば、あまり失望させないで欲しいものですが…
篠原監督も、岡田さんも確かな能力とそれ以上に、
前期ラストで見せたような「視点」をもった方々なので
彼らが引き継ぐ以上は、それなりのものにはなると思っていますがいっそお祭り騒ぎにしちゃうって手もなくはないかなぁ。


監督:小倉宏文
・・・あっちゃあ、監督変わってら(笑)。
上の記事でもわかる通り、前回の「黒執事」を
篠原監督の美意識、という視点で読みといていたので
この事実だけで、かなり「黒執事U」は
読めない作品になっています。

他のスタッフは概ね引き継がれているので、
篠原監督が「美しく終わった作品の続きを拒否した」のか、
或いは、篠原監督と、あの美しく閉じられた作品を括り
別の黒執事を提示するという理由で、監督を変えたのか。
(スタッフも大幅に刷新しないとあまり意味なさそうだけど)
篠原監督はコンテマンとしても大変優秀だっただけに
彼の趣のあるコンテが見られないのは大変残念。

これにより、原作に近い作品になるかもしれませんね。
アニメ一期は、僕の判定では「原作以上に原作」。
原作の本質を真正面から向き合った美しさがあるけれど、
一方で今人気の「黒執事」というものは、
以下続刊の・・・その本質に踏み込まない状態で、人気なわけで。
ならば、そこに合わせるのが、現在の
原作に遠慮したアニメの在り方、という気もします。
さて、どうなるかな。あ、ここで本質本質言っているのは
上の記事でも書いた、大ざっぱには「契約関係」の事です。

・黒執事U 第1話 クロ執事

仮初の主役から、本当の主役にシフトする引っかけの1話。

主役交代形式は、アニメ業界では今後も
「喰霊方式」として語られる事になるのでしょう。
「喰霊・零」、第1話で
除霊部隊特攻野郎Aチーム(?)を主人公チームものとして描きながら
彼らがラストで全滅する、という強烈な掴み。
掴みだけで佳作以上の記憶に残る、中盤ちょっとだけガッカリな作品です。

水樹奈々演じるアロイス、
櫻井孝弘が演じるクロードによる
新しい主人と黒執事、という先行情報は
半ば衝撃、半ばハイハイ・・・な空気をもって
迎えられていたと思います。
ファンならファンなほど、さほど深刻には捉えていなかったのではないでしょうか。

まず、一期放送を終えて、人気が確立されすぎていた。
そして、その人気が
「シエル」と「セバスチャン」によるものだ、というのも
調べるまでもないくらいに、わかりきっていた。
それを無視して企画を動かせるわけがない、というかね。
大人の事情的な視点でもって、せっかくのフェイント方式が
そこまで深刻さをもって受け入れられなかったのは、残念というべきか
「どうせセバス出るし」と思って皆さん視聴し、見逃す人もいなかったろうから
正解というべきか・・・。

この辺、原作がマイナー人気の域を越えず、大多数の人に
スピンオフオリジナルもありかな、と思わせられ
ほとんど総引っかけに成功した、「喰霊」との違いといえば違い。

アロイスとクロードは、セバス・シエルに対して
ライバル、敵という関係性のようなのですが
この辺も、セバスチャンの人気で城がもっている(笑)
「黒執事」の難しい所というべきか、
どうもセバスと比べ、格落ち感が否めない。
料理では不手際を注意され、あっさり逃亡も許してしまうわけで、
クロードが、第1話にしてセバスに
役者の違いを見せつけられている。

本来、「黒執事」という作品の構造は
まさにアロイスとクロードが示した通り、
関係性だけ継承して、他の組み合わせでも延命できるはず
・・・なのですが、とにもかくにも
セバスとシエル、そのものが
この作品構造での理想形!のような人気を得てしまった。
それこそ今度始まる「コードギアス」も、
本当はギアスを中心とした構造で勝負できるはずなのに
ルルーシュくんのヘタレ物語、という面白さが確立しすぎて
他がイメージしきれないのにも似ていますし
古くは最終的にカミーユやジュドーの方が上だったはずなのに
「最強のニュータイプ」として認知されてしまっているアムロ・レイであるとか。
こういった現象は枚挙に暇がありません。

その煽りを受けたような格好で、アロイスとクロードの描写が弱めなのが
「ライバルも立てないと」的な視点で言えば、残念なところ。
ただ、セバス好き好き!な人は、
「やっぱりセバスに敵わないね!」と溜飲を下げられるので
これは、そういった既存ファンに気を使った結果という気も。
この視点でいくと、アロイスの声が、あまり少年らしくなく
いくつか引っかかったのも(オーレ!はないよ・・・)

「本来の主役であるセバスやシエルに視点をもっていく為に
やっぱこいつ主役じゃ・・・と思わせる意味がある」

なんてポジティブな捉え方もできてしまいます。
ま、この「アロイスじゃ」効果は、声に限らず、
メイドさんの目玉えぐりで心象レベルに訴えかけています。

1話だけを観た素直な印象を言わせてもらうと、
クロードの方が、主人の事を好きそうですね・・・
と、いうと誤解を生むかな?
セバスもシエルを好きだろうけど、もうちょっと歪んでいるし淀んでいる。
セバスチャンとシエルの関係は、
好意や期待や好奇や審判や・・・そして大きな契約があり
これらがないまぜになりながら、しかし最後は契約、という
このミルクを混ぜたティーのような←うまくない
濁った関係性こそが、えも言われぬ甘美な距離感をもっていました。

しかし、セバスの「あくまで執事ですから」
(あくまで、自分の在り方を語っている)に相当する言葉が
クロードは「あくまでむさぼりたい」
(あくまで、アロイス個人に主張している)であるように。
対象者への興味・好意がストレートに感じるのは
実際そうなのか、篠原監督と比べ、小倉監督が
セバスとシエルの、契約から始まる関係性を捉え切れていないのか。
・・・いや、脚本構成が岡田麿理さんなのだから、後者はないか。
ともかく、最終的にはこの2組の主従の
「同じところ」と「違うところ」でもって
差を見せるかな、という風に感じましたが
さてはて。

それにしても、個人的には
篠原監督ではなくなったことで、
美意識に溢れた黒執事じゃなくなってしまう
その恐怖が大きいんですけどねー。
逆に言えば、原作ファンは
今期の方が素直に観られるかもしれません。
そして、明るい展開なら展開で
岡田さんの、ちょっと壊れた下ネタ系センスがまた堪能できるかなと(笑)。
なんにせよ、もう少し追いかけてみて
監督交代の効果を、もっと直接的に感じ取ってみたいもの。
この先も楽しみです。

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