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zoom RSS 【あと数日で】『true tears』は2000年代最高の物語である【BOX到着】

<<   作成日時 : 2010/03/24 07:53   >>

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高垣彩陽さんのブログを読んでいたら、あと数日後に迫る
『true tears』のBOX発送に向け、興奮を抑えきれない様子でした。
ソレは勿論、僕もそう。しかし同時に、どこか焦燥感のような…
「これでいいのか?」という気持ちもある。
僕は、十分に『true tears』について言葉を尽くしたのでしょうか。

りあらぶ。
話しは変わりますが…
ふと、気が付いたら……、
あの素晴らしいあれが…、
皆様のお手元に届くの……もうすぐ???
わーっわーっわあぁあぁ!!
今とたんに楽しみになって凄い興奮状態です!!
どうしようどうしよう!
落ち着かない!
ほっぺいっぱいに天空の実を頬張りたい!!
皆様のお手元にあるのを想像しただけで嬉しくて泣きそう!
あぁ…私も早く欲しい…!
待ち遠しいー!

会いたいわ!!!


言葉はたかが言葉ですが、されど想いの結晶でもある。
特に、ブログなんぞをやっている身には、そう。
今、このBOXが届くまでの数日のうちに、
ブロガーとして、態度をもう一度鮮明にしておくべきでは…
と、多少挑戦的なタイトルにしてみたのでした。
頭でっかちな僕には、「彼女」ほど、
想いをそのまま言葉にする事はできない。
でも、だからこそ言葉にできる事もあるはず。

本音を言うと「のうち一つ」がつきますけどね。
one of bestって。しかし、こういう煽りは挑発的でナンボ。
繰り返します『true tears』は
2000年代最高の物語である(断言)


作品については、散々色々なところで語ってきたと思っています。
しかし、様々な角度から見ても「傑作」の名に恥じない作りであるため
(コンテ割り一つ、演技ひとつ取っても)
そのせいで逆に、明確な、この作品の「核」は
あまり言葉にしてこなかったかな、と。

『true tears』は、最も簡素な形で
この世界を十全に表現してみせた、稀有な作品…です。

物語の究極目標の一つに、「今をよりよく感じさせる」
というものがあると思っています。
普段漫然と過ごしてしまいがちなこの瞬間瞬間が、この現実が
どんなに実り多く、厳しくも優しく、尊いものなのかという実感。
僕らは架空の物語を眺めながら、その想いを新たにする。
特に現代、生きる上で
過去の人達ほど必死にならない僕らにとって
(究極、狩猟時代とかは問答無用で必死だよね)
この実感を得る事は、言葉にする以上に難しいもので
だからこそ、この世界には「物語」がこんなにも溢れているのでしょう。

鈍感な僕らの為に、最近主流ワクチンとして存在しているのが
多世界モノ、戦争モノ。
タイムスリップや平行世界…様々なバリエーションはありますが
基本、それを描く事によって、逆にそちらの世界ではなく
「それらの事が起こりえない、ただこの一つだけの今」
を尊く感じさせる、というのが
この物語類型における基本。
さらに、そこに生死が関わってくると、一つ一つの選択が
ダイレクトに生死に直結してくる為
死という闇を感じてこその生という光…
「今を生きるという事の幸運」を感じられるようになってきます。

これらは全て、「ここまで描かないと今の尊さを感じられない僕たち」
(言い換えれば、これくらいで尊さを感じられる、とも言える)
という全体の傾向があってこそ、この10年の隆盛を迎えたわけです。

勿論、多世界モノを描けば
即表現として成功するかというと、そんな事はない。
これはあくまで大まかなジャンルですから、そこから
各々の作り、質というものが問われる事になる。
そこを勝ち抜いて『マブラヴ オルタネイティヴ』のような
時代を突き抜けるような傑作が生まれたのは事実。
けれど同時に、数がたくさん出ている事からわかる通り
「とっかかりは簡単」ではある。
皆イメージできる表現方法ではあって
単に、その中で本当の能力を持った人が作ったものが
歴史的傑作になる…というだけ。
その事によって評価を下げる必要は全くありませんが
明確にゴールの見えている競争を、真っ先に駆け抜ける闘いなわけです。

しかし、『true tears』にはそういったものがまるで使われていない。
多世界…まったく無縁。
戦争、無縁。生死…作中では、ニワトリが死んだくらいでしょうか。
つまり、現在確立されている
「この世界をよりよく感じられる為の、物語類型」にはまるでタッチしていない。

しかし、この作品はその類型のトップクラスと並べても
まるで見劣りすることがないくらい、「今というこの瞬間の尊さと
この世界の光と闇の織り成す美しさ」を表現してしまっている。
ドラマツルギーとして、
この世界の光と闇を、そしてそれらを生み出す美を表現する為に
最も使い勝手のいい、エネルギーのあるものたちには頼らず
可能と不可能、希望と絶望…そういったものを
絵本であるとか、互いの知りえる情報の層であるとか、
本当に細かな部分で複合的に積み上げて、表現してしまっている。

別に、類型内で淘汰に勝ち抜いた、
超絶傑作を卑下するつもりはありません。
けれど、まるでレシピのない所から
そこに届かせてみせた、『true tears』は
大袈裟に言えば(僕自身に大袈裟なつもりはありませんが)
時代に咲いた一輪の花、ほとんど奇跡の領域と思います。
監督の西村純二さん、
構成の岡田磨里さん、
制作のPAワークス…
それぞれ、才能豊かな方々ですが
それにしたって、これに並ぶようなものは
彼ら彼女らの生涯でも、おそらく2度と作り出せないでしょう。
もうこれは、個人の才能でなんとかなる域には存在しない。

複数の脚本家であることが、純度を薄める方向にではなく
1人の人間のありうべき幅を表現する方向に、奇跡的に機能し。
多世界モノではなくとも、各々の人物に対しての
「知りうる情報、踏み込める領域」を極端に厳しく、取り締まった結果

※乃絵は仲上家には立ち入らない。
 比呂美は「雷轟丸と地べたの物語」を通して読むことはない。
 愛子が乃絵と比呂美の顛末を知る事はなく
 眞一郎が愛子の決心までの心の動きを知る事はない。

一つの世界の、しかも地方の、
雪降る街の「普通の物語」であるにも関わらず
既に平行世界モノに通じる
「今、この現実しか選べない自分」というテーマを
強烈に主張してしまっている。
全てを知りえないからこそ、今自分の知りえること、
立ち入ることができる事、自分に可能な事に
誠実に向かい合うしかない。

これは、多くの物語では『true tears』ほど厳しくは描けていない部分。
主人公たちは、様々な情報を知る機会に恵まれ
そこからの選択、という物語は描けても
「選択をできる地点」まではスムーズに誘導されている。
例として出すのは恐縮ですが、僕が「ライトなtrue tears」と位置づけている
『とらドラ!』。あれとて、特別なギミックに頼らずに
表現をしぬいた、優れた、素晴らしい作品なのですが、しかし。
単純な話、主人公が押入れの中に隠れていれば
女子陣が会話をはじめ、彼にとって必要な情報は全て手に入るようになっている。

他の作品がどうというより、これは単純にtrue tearsが図抜けているだけの事で
普通、物語で『true tears』ほどまでに
各々の知覚できる情報を、世界を絞りきる作品は存在しません。
ここまで絞ったからこそ、現実のドラマであるにも関わらず
この作品は、多世界解釈モノにも通じるテーマを
モノにしてしまっている。

それが「知らないことばっかりだ」であり
「あんたには関係ない」であり
「今の僕にはそれができる」であって、
特別大掛かりな装置なしに、そのコアを抉りぬいてみせた
驚くべき物語、それが『true tears』の本質的な「凄さ」です。

勿論、キャラごとへの行き届いた視点、
多少のブレすらも含め、生々しい人物造形を
最初から最後まで整合性をもって追う事のできる素晴らしさ、
背景や作画のよさを担保に
一つ一つのカットにまで込めぬいた情報…
あらゆる点で、傑作である事は疑いを持たない。
けれど、何か一つ、と言われたら。

この世界の光と闇を、簡潔なツールだけで
「際」まで描いてしまった、信じられない作品だ

と、僕は答えます。
この作品は、「普通」のまま「普遍」に手を届かせた偉大な作品だと。

『true tears』のBOXは週末に届くでしょうし、
彩陽さんには大変申し訳ありませんが
スフィアは今週、国際アニメフェアの『いちばんうしろの大魔王』のイベントに出演させていただきます。
オープニングとして関わらせていただく『いちばんうしろの大魔王』!
私的にはなんだか不思議なご縁なのです♪
素敵なステージになるように頑張ります!
もしよろしければいらしてください!

これには、僕は参加できない。
ただでさえ、宙のまにまにイベントやガンダム00イベント同様
「遠慮」しやすい条件が整っている上に
このあたりは、僕はとにかく『true tears』を観なくてはいけないのです。
※まあ、無かったとしても、この条件だと
 「作品ファンに譲ろう」と思っちゃうんですけどね
高垣彩陽ファンである事と、
true tearsを最大限に評価する者である事が、若干ケンカをしている感じで
心苦しいことこの上ないのですが…
BDが届いたら、一秒も我慢していられる自信がない。
これが正直な、偽らざる気持ちです。
僕がたくさん持っている、この作品への「視点」。
勿論キャラクターの感情を追う流れでも見て、詰めた事があるし
監督の意図やコンテ・脚本に集中してみた事もあるし
上記のようなコアへの視点で観る事もある。
当日は、どの視点で観ようか…今からそう考えるだけで、ドキドキしてしまう。
声優応援ブログなのに、何か優先順位が違うような気がしないでもないけれど。
いいんだ、この作品は単体でも素晴らしいことに加え
僕にとっては、高垣彩陽さんを認識させてくれたキッカケの作品でもある。
その事実でもって、何より礼を尽くすのは、こちらです。

あやひーを応援するきっかけを作ってもらったお礼に
あやひーを応援することより優先して、BDをぶっとおしで観る!!!

…何か間違ってるような?orz
いや、でも偽らざる気持ちなので
彩陽さんにおかれましては
不器用なファンを許して下さい…と。
その時間中は東京方面に向け、念を遅らせて頂きます。

ともあれ、あと数日!!!!!!!!!!!!!

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