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zoom RSS 2009年10月期・あにめラジオ 1人反省会(完全版)

<<   作成日時 : 2010/01/28 21:16   >>

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2009年秋(10月)から
12月にかけて放映されたTVアニメを対象に
とりあえず総括的に語ろうか、という
「遊び」を、漫研のLDさんとしてきました。
あくまで遊びです。選考は話の軸として用意しているだけ。
基本は考えて・感じて観る事の楽しさを共有するのが目的。
この辺のスタンスが近いのが、LDさんなので
あんまり「観る価値ない」的な言い回しは使わず
網羅的なやり取りになるのが常です。
だから、敢えて「一番」的な言い回しを流用していないのですね。

これまではチャット形式で行ってきたこの遊び、
LDさんがネットラジオに手を出した事に伴い、
音声バージョンになったので提示します。

文字データには文字データの良さがあって、例えば
検索機能は遥かに優れている。
気になる単語で検索をかけるだけで済むその行為を
音声は「時間ごと」支配してしまう。
それは、「読む(聴く)」事に関しても同様で
書き手が時間をかけたものを、それより短い時間で確認できるのが
文字というものの情報圧縮なのですが
音声は必然的に、リアルタイムか否かという違いはあっても
同じだけの時間を強要してしまうんですよね。
ゲームの「2D」と「3D」の違いをイメージしてもらうとわかりやすいかな?
2Dは、視点が俯瞰位置にある事で
「情報を、一気に目に入れられる」安心がある。
3Dは、奥行きや上といった情報の増す余地が増える一方で
目に情報を収められない、不安感も伴うわけです。

その辺の情報の気安くなさと、データ量の問題から
定期的に削除されうることが、僕にとっての
音声のデメリット。
一方で、チャットでは相手の返事を待つタイムラグが
確実に存在するので、音声による対話の方が
情報の濃度それ自体は確実に増すとも思います。
理想としては、音声がそのまま文字に起こされる
システムが、開発されるといいんですけど(笑)
現状使用に足るレベルで民間に下りてきてはいないので
メリットデメリットを考慮しつつ、行う側の気軽さも込みで
ネットラジオもちょくちょく使うことになるのでしょう。
しかし、個人的に「誰でも覗ける」のがネットの良さだと思うので
存在しない情報を「かつてあった」と宣言して語るのは嫌。
…なので、音声という時点で既に問題はあるのですが
なるたけ責任として、音声データを残しておきます。

【今期選考(2009年4Q)@あにめ(その1)】
http://www.geocities.jp/ldtsugane/mv/animeRadio-100123-1.mp3

【今期選考(2009年4Q)@あにめ(その2)】
http://www.geocities.jp/ldtsugane/mv/animeRadio-100123-2.mp3

6時間って(笑)。

データ12個くらいに分けた方が良かったんじゃないかと(笑)。
この時、ほとんど三日徹夜(何回かうつらうつらしましたが)状態。
1月23日は、1時から「漫研」で週刊漫画を語るチャットを行い、
行いながら『獣の奏者エリン』を一気に鑑賞し
(ついでにブログの前の前の記事も掲載し)
見終わってから風呂に入り、秋葉原に向かい
『ささめきこと』のDVD発売記念トークショーに2つ参加。
そこから秋葉原ゲーマーズで開かれている
『はなまる幼稚園』の原画展を見てから帰宅したのが
16時過ぎ、そして17時にはこのラジオを開始したのだけれど。

そこから6時間って(笑)。

我ながら恐ろしい。良く起きていられたものだ
(実は終盤うつらうつら)
しかも、あやひーあやひー言うのを自重してこれ。
これでもし「声優さんの演技を語る」フェーズがあったなら
大変な事が起こっていたでしょう。
ちなみに、僕の声が篭っているのは
iphoneのskypeを使用した、無線skypeだから。
別にモコモコした喋りをする人じゃない…と、思います(笑)。
結果だけいうと
■作品選考
・「獣の奏者エリン」

■サブタイトル選考
・「イナズマイレブン」第61話 最終決戦!ザ・ジェネシス・前編!!

■キャラクター選考
・「けんぷファー」三郷雫(名塚佳織)

■OPED選考
・「そらのおとしもの」ED(全般)

■特別選考
・「空中ブランコ」

という事になっておりますが、選ぶことはついでなので
実際は、僕の側のノミネートだけ抜き出しても

■作品選考
・「生徒会の一存」http://newtype.kadocomic.jp/seitokai/index.html
・「そらのおとしもの」http://newtype.kadocomic.jp/soraoto/
・「クィーンズブレイド 玉座を継ぐ者」http://queensblade.tv/
・「NEEDLESS」http://needless.jp/
・「乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつあ」http://www.nogizaka-haruka.com/
・「ミラクル☆トレイン」http://miracletrain.jp/
・「獣の奏者エリン」http://www3.nhk.or.jp/anime/erin/

■サブタイトル選考
・「イナズマイレブン」
 第61話 最終決戦!ザ・ジェネシス・前編!!
・「クィーンズ・ブレイド 玉座を継ぐ者」
 第1話 参集!クイーンズブレイド
・「生徒会の一存」
 第8話 嫉妬する生徒会
・「そらのおとしもの」
 第2話 天翔ける虹色下着(ロマン)
 第8話 血斗(マツリ)は誰がために
・「ミラクル☆トレイン」
 Episode9 男達のミラクルトレイン
 Episode13 聖夜の軌跡
・「キディ・ガーランド」
 第2話 甘い、罠
・「WHITE ALBUM」
 第二十六頁 僕達は一緒に座っている、一晩中、動くこともなく
・「にゃんこい!」
 ニャンコ11匹目! フレンズ
・「乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつあ」
 第7話 入っちゃったかも…
・獣の奏者エリン
 43話 獣ノ医術師
 47話 清らかな夜 

■キャラクター選考
・「DARKER THAN BLACK 流星の双子」
 蘇芳・パブリチェンコ(花澤香菜)
・「そらのおとしもの」
 守形英四郎&五月田根美香子
・「けんぷファー」
 三郷雫(名塚佳織)
・「NEEDLESS」
 左天(谷山紀章)
・「獣の奏者エリン」
 セィミヤ(高橋美佳子)

■OPED選考
・「イナズマイレブン」
 OP「つながリーヨ」http://www.youtube.com/watch?v=pGTyYhFPa1k
・「そらのおとしもの」
 ED(ワイルドセブンhttp://www.youtube.com/watch?v=xIsigViUHMI・初恋 http://www.youtube.com/watch?v=PlYwmZ6FoT8
・「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者」
 ED「buddy−body」http://www.youtube.com/watch?v=aGa4iGykB6c&feature=PlayList&p=783FAC6BDE0D2AF3&playnext=1&playnext_from=PL&index=37
・「DARKER THAN BLACK 流星の双子」
 OP「ツキアカリのミチシルベ」 http://www.youtube.com/watch?v=j3VPwtNgIeE
・「ささめきこと」
 OP「悲しいほど青く」http://www.youtube.com/watch?v=y_UoKlJlcsA
 ED「虹色ポケット」http://www.youtube.com/watch?v=Oj1TeP8fAjo
・「けんぷファー」
 ED「ワンウェイ両想い」http://www.youtube.com/watch?v=Cb-R2Au1gOU

こう増えて、殆ど全てを律儀に語っていたりします。
恐ろしいですね、次回はノミネート数を絞ろうと話し合いました(笑)。
…ただ、僕の思うこの企画の本質は
あくまで「選ぶ」事ではなく「網羅的に語る」ことではあるので
そこが損なわれて賞一直線になってしまってもしょうがない、
ここのバランスは今後の課題かなと思っています。

結果を今見直すと、かなり順当かなとは思っています。
とりあえず、個別選考についてセルフコメントを。

■OPED選考
・「そらのおとしもの」ED(全般)

選ばれたのは『そらのおとしもの』のEDという事ですが
個人的には「つながリーヨ」でした。
ただ、LDさんが老獪にも(笑)
「Tピストンズにし続けているという作品の選択自体を褒める」
という、うまいズラシ(意図的かは知りませんがw)を行った為
強く出られなくなってしまった。
作品そのものを褒められてしまうと、
敢えて何か言う気にはね。
この辺、彼が僕なら完全に意図的なズラシです。
既に他ノミネートで選考する気がマンマンだから
OPEDでは他に行くように、という意識誘導。
で、それに乗ったという格好…というか
僕はそう考えて乗っかったのですが
果たして実際の所はどうだったのでしょう?(笑)
事実はヤミの中…
ヤミがカタカナ変換されるのは、多分『Toらぶる』のせい…。

曲自体はクィーンズブレイドのEDが好み、
作品において、演出意図が強く出ていたのは
「ツキアカリのミチシルベ」と「悲しいほど青く」。
どちらもOP・EDが通して同じだった事からもわかるように
伝統的な、毎回のOPとEDに預ける「顔」としての効果があります。
一方『そらのおとしもの』は、最近増えている毎回別バージョン。
この辺のOP・ED事情については以前記事で考察しましたが
作りこみが伴ってこそ、ただのキャラソン商売から脱却できるわけで
その辺が『生徒会の一存』との差だったかな、という気もします。


■キャラクター選考
・「けんぷファー」三郷雫(名塚佳織)


2人のトークでこんな言葉使うのも妙ながら
ほぼ「満場一致」。個人的にも最初から彼女のつもりでした。
実質、開始前から暗黙の了解事項だった気がします。
元々僕自身、こういうキャラクターが好きなのだけれど
なんといってもLDさんが開催している以上
彼の超・好みであるこのゾーンは外しようもなかった。

勿論、好みと言いましても外見的な話ではなく
(正直外見も一番好きだけど…)
キャラクターが本来のポジショニングが求める器以上に、
あまりの使い勝手の良さに「成り上がって」いき、最終的には
本来物語を表現するための存在=キャラクター、という順序のはずが
キャラクターに引っ張られて物語が動く、という下克上状態に到達。

こういった存在は、物語主体で観ると破壊者もいいところなのですが
『けんぷファー』自体元々大した作品ではない為←酷
それなら、変に行儀よく手綱を絞るより、生まれた良いキャラを
思うがまま、解き放った方が面白くなりますよと。
それを粛々と実行してみせた、
雫会長無双な『けんぷファー』は面白かったのです。
演技的には、名塚佳織さんの雫会長は
僕はそこまで良いとは思わなかったんですね。
低い声をムリに作りすぎて、小者感が出てしまうというか
若干気障な感じが付与されてしまうな、と思っていた。

でも、話が進んでいくと、逆にそれが奏功してしまった。
だって、会長強くて賢いくせに、恋愛ごとに関しては
子供みたいなんだもんorz何この無敵キャラorz
彼女の「弱い部分」も内包する、という意味で
雫会長の「そこまで上手くない感じ」が
逆にドハマリしていたと思います。

ちなみに、僕の挙げた『そらのおとしもの』の先輩・会長コンビは
対照的に、物語を破壊しない為の施策として
「先輩と会長の2人に、力と役割を均等配分する」という選択に出ていて。
これまで、「手綱を絞る」即ちせっかくのいいキャラを
頻度を下げるなりして押さえ込む、そうやって物語を守る、というパターンは
いくつも見てきましたが、キャラクター格自体を真っ二つに分け
その分かれた2つを生煮えカップル状態にする、というのは
ちょっと独特な、面白い施策だったと思います。
…んで、雫会長同様演技について触れると
鈴木さんと彩陽さんは、上手かった。
実際キャラ格も、揺らぎのない「順当な強者」なので
これでいいのですが、この辺
弱さまで内包してしまった、雫会長・名塚さんの
ヘタウマ感みたいなものが、凄かったなと。

あと、確かLDさんが『イナズマイレブン』の熱波、ウルビダを挙げつつ
テクモのゲーム版『キャプテン翼2』を熱弁していましたね。
…一回り世代が違う僕でも、何故か話についていけましたけど
何を唐突に言うんだこの人は、と。
僕がマッハーくんとかゲルティスくんを知らなかったら
どうするつもりだったんだろう(笑)。

ちなみに彼はそうやって「チームの顔」以外が活躍する事に
『イナズマイレブン』の本質を見た!というスタンスなのですが
個人的には、ウルビダさんはその力学から外れている気がします。
元々ザ・ジェネシスの二番手だし、美人だし、
「父さん」とのエピソードも持ってたし。
…とても、イレブン内の脇とは思えないのですが
おそらく、ヒロトを差し置いて「スペースペンギン」の
キッカー役に抜擢された事に、シビれてしまったのでしょう。
確かに、なんでかスペースペンギン彼女だなあ…確認したら…。
でもまあ、それを言い出したら
ゲーム「イナズマイレブン2」のブリザードCMって
ウルビダ目立ちすぎてましたしね(笑)元々愛されていたのでしょう。

■サブタイトル選考
・「イナズマイレブン」第61話 最終決戦!ザ・ジェネシス・前編!!


自分自身、記事で絶賛した回なので
僕側はコレでいいとして、LDさんが噛み付いてくれると
面白くなったのでしょう。
…でも、2人揃ってこの回にシビレてしまっていた、という。
この回は全体における重要なエピソード回であると同時に
単純に「必殺技アニメ」としても
新技が出ては潰され、また出ては潰され、と
とてつもない勢いでスケールアップしていった。
全方位的に隙がなさ過ぎて、そら恐ろしい一話ですから
まあ、妥当っちゃ妥当なんですけど。
個人的にはひっくり返されても面白かったかなーと。

サブタイトルを使って
「作品選考」までノミネートする気は起きないが
語っておきたい、という作品を色々選ばせてもらいました。
つまり、長時間トークになったのは、ぶっちゃけ
僕のこのノミネートのせいでもあるのですが
…でも、この網羅感こそが今期選考の本質と思う、というのは
上に書いた通りです。難しいですね。

『獣の奏者エリン』は、終盤素晴らしすぎて
どこがどうと言えなくなっていました。
が、初期の6〜9話という「神域の4話」
ほどではなかったから
(当時、サブタイトルノミネートで選べず
4話ひとまとめでノミネートした記憶がある)
まあ、選ばれなかったのは妥当、でしょうか。
ただ最終話の素晴らしさは
もうちょっとプッシュした方が良かったかも。

LDさん、エリンの左手が噛み千切られた後も
リランとの疎通はそこそこ成立している、というのが
引っかかっていたようなのですが…
そして、僕も眠気のピークで(笑)抵抗しきれませんでしたが
いや、かつてのリランがよく鳴いていた
竪琴のような鳴き声を、エリンには全く見せなくなっているし
全て、首にぶらさげた音無し笛が前提になっての命令なので
それは殆ど言いがかりに近い、高望みなんですよね。
その証明として、最終話のシュナンを助けにいく時の
音無し笛をカットの中心に据えたやり取りがある。
あそこまで描写してあれば、十分としか僕は思えません。
というかね、「言葉は通じてる」んですよ。
その実行か否か、という所で
「エリンだから問答無用で従ってあげる」が無くなっているだけで
そういう意味では、指を食われた後でも
リランが、イアルを腹の下に隠したりするのは
「当然」なんですよね。わかったか!(笑)。
…まあ、言いたい事はわかりますけどね。
『2人の夜』の回でも、リランが唸って
抵抗するやり取りがあれば良かったのでしょう。
でも、それって「毎回そうだ」という圧縮対象であって
その「前」(獣ノ医術師)と「後」(獣の奏者)で念押ししている以上
その間も当然同様のステップを経ている、というのは
…まあ、読んで然るべきだと思うのですよ。

■作品選考
・「獣の奏者エリン」


『獣の奏者エリン』は、強く推す気はなかった。
僕は正直『クィーンズブレイド』を推す気だったのです。
2009年1月期の作品賞、『とらドラ!』で粘るLDさんを
年上を立てず
(LDさんの方がずっと年上です、目上の方です。
 あんまり敬ってなさそうですけど、敬ってますw)
外様が圧力かけて押し切ったような格好で
『獣の奏者エリン』にうっちゃった記憶もありましたし
自分の中で「1度選んだから、まあいいや」という感覚もあった。
週刊少年漫画における『ワンピース』へのスタンスのように
殿堂殿堂、という感覚があった。
けれどまあ、選ばれたなら否定する理由もない。
やはり、図抜けて素晴らしい物語でしたし
2009年のアニメは、『獣の奏者エリン』が生み出されたという
それだけで、祝福され、肯定されるものであると思っています。
最近、文庫版の原作『獣の奏者』を読み始めましたが
色々と発見があります。

獣の奏者〈1〉闘蛇編 (講談社文庫)
講談社
上橋 菜穂子

ユーザレビュー:
掛け値なしに面白い! ...
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別の機会に書こうかな、と思っているのですが
小説を読んで、一番に感じたのは

アニメ版は、原作に完全には従っていないのに、
原作と並んでいる


という事実。
アニメと小説は、一番重要な作品温度的な部分に限らず
設定も、いろいろ異なっています。
そして普通、原作の設定があって
アニメがこうだと「改変」という呼称が使われるのですが
…僕は、それが言葉として正しいとは理解しつつも
その言葉を当てはめるだけで納得していいとは、どうしても思えない。
アニメ版の設定は設定で、同じくらい堂々と屹立し
ともに『獣の奏者』という一つの世界を
同じ力で均等に支えあっている。
互いの違う所が、互いの良さを更に補強する。
そういった素晴らしいメディアミックスが行われていて
「原作アニメ」の一つの究極を見せられている思いです。
この読者体験はかなり素晴らしいので
小説を読まれた方はアニメを、
アニメに感銘を受けた方は小説を読む事をオススメします。
僕も、この後もう一つのメディア=漫画版を読もうと思います。

ラジオで喋ったときは、まだ未読だったので
この視点は持っていませんでしたが…まあ、なくてよかったかなと。
あったら、多分『獣の奏者ラジオ』に発展して
更に時間がかかったでしょうから(笑)。

…今回、「作品選考」ついでに少しだけ語ります。
やっぱり、最終回が、素晴らしい。
(でもサブタイノミネートしてない俺…orz)
リランがシュナンを乗せ、飛び去った後の
原作を再構築したような、エリンの独白。
これがもう、本当、なんというかもう、
SUGEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!という素晴らしさで。
感動、滂沱、鳥肌。
ラジオでもちょっと触れた記憶がありますが、
どうもLDの野郎(笑)あんまり引っかかってなかったみたいなので
もう一度言っておきます。
※ルイくんはLDさんを尊敬しています

エリン「あなたの事が知りたくて、ただそれだけで一杯だった。
 私は、あなたが幸せに生きる姿を、まだ知らない。
 野に帰ったあなたが、どんな声で鳴くのか、まだ知らない…!」
 
ソヨン「エリン、生きて。生き延びて、幸せにおなりなさい」

エリン「おかあ・・・さん・・・?」

エリン「私は…生きたい…!」


この素晴らしさ!!!!
どういう事かというと、原作では独白の殆どは
リランに救出されてからのもので、湧き出るように
「生きたい!」となるところで、このクッションが挟まっている。
「まだ知らない」そしてソヨンの「生き延びて、幸せになる」
という言葉が挟まれることによって、
エリンにとってのそれ=幸せとは、
「知ること」だと宣言してしまっているのです。
人としての、女としての幸せ、様々なものがあるでしょう。
愛するものに出会う事、子供を生み育てること…
けれどエリンは「知ること」に変換してしまっている。
原作がそうであるように、命である以上
「死にたくない」というのは、それだけで強烈な真理なんです。
でも、アニメのこの演出だと、そこを「知る事」にしていて
「何かを知る事、知ろうとすること」に対する賛歌としての
『獣の奏者エリン』という物語を、明確に描き出している。
ここに、シビれてしまった。

ここで、以前掲載した9話時点での感想を再掲。
■[アニメ諸評][獣の奏者エリン] ルイ >> ★★★★★:(9話まで)今期の大傑作。「true tears」が終わったら「ネットゴーストPIPOPA」がはじまり、それが終わろうとしている今は「エリン」がある。そのクラスの作品。世界は不思議と驚きに満ちている。そこには悲しみも横たわっているのだけれど、この世に生を受けた以上、どうやったってやがて訪れる最大の悲しみ(消えますからね)までに、ひたすらに「知ろうとすること」を貫くこと。それが1つの「生きる」という事なのでしょう。エリンの言動1つ1つに心が震えます。4話連続で号泣したのは、いくら涙脆い僕でも記憶にない。さすがに人死に=涙、というほど単純ではないのですけど、ここで描かれた物語には真理があるんですよね。・・・僕にはまだまだ知らない事があるし、これからも沢山の事を知っていく事ができるでしょう。知る事は喜び、楽しみなことです。でも、かつて曾お婆ちゃんが作ってくれたお菓子の味付けを知る事は、もう絶対にできないんですね。彼女の生前、母に何度か「あれ作れるようになってよ」とせがんでいたのですが…あの葬式の日に、いつからかはわからないけれど、少なくとも僕の思っていた「我が家の味」は絶たれている。そういった永遠の断絶と、未来への希望がタペストリーになっているのが人生というもので…。その事をここまで真正面から描いてくれた作品はなかなかありません。日々が突然終わる時の粛々とした別れの儀式→去る者と置いていかれるもの、両者の真情→アフターザレイン→生きるという事・・・こう、これ以上はない!というくらい素晴らしいエピソードでした。温かみのある絵柄や背景、素晴らしい演技、挿入歌…エリンも観ないでアニメオタクも何もねーよ、って挑発的な事を書いてもいいでしょうか。  <2009/03/11 17:38>


そう、僕はここで
「知ろうとすることを貫くという事が
 生きるという事だ」と、言ってしまっている。
そのまま、最終回の独白に繋がる事がわかりますよね。
…これは、僕が読めているといった話ではなく
ヒトケタ台の話数から、この作品が「そこ」を迷わず描いていたから
僕程度でも読み取れていた、と言った方が正しい。
この、ヒトケタ台から僕程度の人間にも
まるでズレなく、伝達をし続け
最終話で「そのまま」をセリフにしてくる衝撃。
これはもう、心が震えました。
「知る」事を幸福の最上位に置くという事は、
どういう事かというと。
僕らは全てのことを知るなんてことは、絶対に不可能で…
つまり、どんな時にも、いくつになっても、僕らは
まだ見ぬ「知」に向かって、「死にたくない」と
足掻き続ける宿命をもっているという事。
こんな力強い生命賛歌は、そう聴けるもんじゃないと思うのですが
いかがでしょう?

とりあえず、頑張ってこの荒行を終えたので
09年10月期にはそれなりのケジメをつけ
心おきなく、2010年1月期の作品を観ていけそうです。
…慣れてないせいもあるのでしょうけど
コレが終わるまで、脳内スイッチが切り替わらなくて
なかなか次期の作品を消化できないんですよ…orz

でも高垣彩陽出演作だけは全部観て(ry

1月29日追記
当初のは、あんまり反省会っぽくなかったな…と
ちょっと書き足すだけのつもりが
ほとんど倍くらい文章増えた・・・(笑)

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2009年10月期・あにめラジオ 1人反省会(完全版) ひまわりのむく頃に/BIGLOBEウェブリブログ
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