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zoom RSS 『ささめきこと』1巻

<<   作成日時 : 2009/08/02 10:41   >>

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漫画『ささめきこと』を4巻まで買いました。巻数が少ないのが決め手?

ささめきこと 公式サイト
あやひごろ:ささめきこと。(今更トラバ)
本作、10月からのアニメ化が決定しており
主人公「村雨純夏」を高垣彩陽さんが演じられる、という事です。
でも、別に「あやひーが演じるなら原作買い集めます!」という話ではない。
『鋼殻のレギオス』は買い集めてないですし…(深遊版漫画だけ持ってるけど)
『phantom』は偶然ずーっと前に遊んだことがあっただけですし
『ダカーポ2』なんて、買ってはいるが
特典DVDの彩陽さんたちを観たのと、設定のボイスしか聴いていない(笑)スイマセン!

基本的に、原作付きアニメへのスタンスとして「別物である」という意識が強いんですよね。
あまり原作を照らし合わせてコレコレこうなった、という見方は好きではなくて
もっと素直に映像作品として、構成や脚本から読んでいく方が面白いと思っていて。
事前情報ゼロでアニメの第一話を観る時出てくる脳内麻薬が、結構癖になるんですよ(笑)。
先に原作を読むと、その比較意識が愉しむ事をジャマする可能性も生まれますから
アニメ化を知った時点で原作に触れていなければ、むしろ避ける傾向にあります。
なので、珍しい「アニメ化を知ってからの原作購入」です。
普段は少年漫画雑誌を中心に追いかけているので、メディアファクトリーは異国だなぁ。

さて、『ささめきこと』1巻。なかなか面白いです。
これまで忌避してきましたが、こうやって先に期待感を高める愉しみ方もある模様。
ただこの場合、アニメが始まった時
勝手な期待を押し付けて「期待外れ!」に利用したがる
ダメな自意識さんとのバトルがある…。

自己紹介の時書いた、お世話になっているサイト漫研様で
かなーり昔、こういう事を書いた事があります。
※因みにそこの人たちは、本当に凄いです。自分の考えを持つ事と、人の考えを聞く姿勢を
非常にしなやかにあわせもっている。
特にそこの首魁(笑)LDさんはちょっとしたモンスターですね(褒めてます)。

同姓の愛というのはおそらく「友達」と「恋人」の境界線が曖昧なようで、実は厳然と隔てられていると思うのですよ(い、いやあくまで想像ダヨ!?僕は女が好きですよ!?)。友達から恋人にステップアップするには、男女の間柄以上の「決定的なスイッチ」が必要なように思えるんですよね。つながっているようで、つながっていない。二度と友達への後退はない、といいますか。それは勿論「恋人にならない(なれない)」という覚悟・決意にも通じると思うのです。自らが本当に愛していて、「恋人」になりたい相手がいる。しかしその人には他に相手がいて、自分はそれにふさわしくないとわかっている。←こういう時の、身の退き方にはかなりの決意が必要だと思われるのです。親友に留まる、責め苦のような辛さ?もう自らは絶対に「恋人」のゾーンへは踏み込むまい、という、それでいて横にはいよう、という高潔な覚悟ですよ(大袈裟)。


これを書いたのが2006年9月。書いた対象は、アニメ『ストロベリー・パニック』。
この作品の準メイン格の、六条会長への想いをつづったものです。
作品自体はアニメーター・坂井久太さん(確か女性)のエロい線が魅力の
いわゆる「マリみて」二番煎じ?…と当時は言われていたのかな?
しかし、この少し前までオタク的なものから離れていた時期があり、2006年当時
『マリア様がみてる』も読んだ&観た事がなかった自分にとっては、それなりに新鮮でした。
そしてその新鮮な感動をそのまま文章にしたものが、コレなのですが…

どうも「ささめきこと」にも大部分そのまま転用できるような気がするぞ、と。
ひょっとして他の多くの、いわゆる「百合作品」にはコレが使えるんじゃないか、と。
という事は、僕が「ストロベリー・パニック的なもの」として抜き出したコアは
もっと大きく「百合作品もの」の一つのコアだった、という事になるのでしょうね。
このジャンルの中ではかなり普遍的な、ベタな視座であったようで。今知ったよ。

『ささめきこと。』の主人公純夏がぶちあたっているのは、まさにその
「同性だからこそ、極めて強く隔てられている友達と恋人の壁」。
ただしストロベリー・パニックの書き込みと異なるのは、かの会長が抱いていた
後半の“高潔な覚悟”はない、という点。
できることなら踏み込みたい、でもダメだよね、でも…という
前進にも後退にも至れないからこそのじくじくと胸を苛む感情を
あまりポエミーになりすぎず、結構飄々とした日常描写の中で
しかしシッカリと表現しているのが、本作の主人公純夏が抱えている
「ささめき」。秘めるのは何故か、恥だから。
という事で、日本人の美意識「恥」とも密接に絡むこの概念は
なんとも言えない甘く酸っぱい気分を、読者にもたらしてくれます。

だって、自意識が語りかける「ムリだよ」とのバトルは
よほど自己愛の強い人でもない限り、大体経験しているはずですよね。
本作は女性が女性を愛する特殊シチュエーションで描かれていますが
感覚の根っこ自体は、さして特別なものではない。
普遍的な思春期の「口に出したら意外とトントン拍子でスッキリするのに!」
→「それができたら〜!」という狭間を描いています。

1巻で最もキュンときたのは、このページでしょうか。
…ところでスキャンかけるのも面倒なので、手持ちのiphoneで撮影する事にしたものの
iphoneは、画質あまり宜しくない(笑)。
バッテリーの持ちが悪い事以外、ほとんど無敵のiphoneの残った唯一の弱点が
こんなところで…!
まぁ、情報として機能すればいいんだから、別にいいといえばいいのですけど。
画像

…ああ〜(溜息)。
女装をしてまで純夏の視線に入ろうとした、朱宮くん
(典型的な報われない一方通行ブタの尻尾構造ですね。
朱宮→純夏→風間…風間→朱宮の線がコミカル処理な点だけが救い。
風間が朱宮くんに本気で惚れたら、この尻尾喰い三角だけで完全に閉塞します)が
純夏に「かわいい」と言う。
どうですかこのシーン!悶えますよね!!
歴戦の百合読みの方には言うまでもないのでしょうが、僕同様少年漫画メインの人で
もし!もしも気付かない人がいたらアレなので、一応…
ここのポイントは、純夏が「かわいいよ。」それ自体には全く心動かされていない、という点。
朱宮くんは精一杯の心を込めてこのセリフを口にしているのだけれど
純夏は、この言葉を彼が願うような形では受け取っていないんですよね。
純夏が頬を染めているので、一見
「朱宮くんにもちょっとくらいはときめいている」ように見えるけれど
実際のところは、もう、ほぼゼロと断言していいくらい朱宮くんへの意識はない。
あるのはただ、風間に対する「風間はかわいい子が好き。→私はかわいくない」で
この答えのない所に射した光として「私も男の子に“かわいい”って言われた!」
→「私も風間に好かれる資格はあるの!?」という希望のみ。
言い切ってしまえば、このシーンにおける朱宮くんは、純夏にとって
ほとんど「男子生徒A」です。
自分を可愛い、と言ってくれる可能性さえ提示してくれたなら
その相手が誰でどんな人であるかは、関係がないという…
朱宮くんの一大告白がそんな程度に受け取られてしまうズレの悲哀
そしてその喜びの表情から、その日のうちに
すぐさま風間の家に乗り込もうとしてしまう、純夏の悲哀
(普段どんだけ「可愛くない」の一点で想いのダムを堰きとめてるかという事)
この2P…ささめいてますねえ…orz

そういえば、一点気になったこと。
画像

一話ラストシーン。

作者のいけだたかし先生自体が、自ら巻末で
「一話と以後の作風の違いは、あまり気にしないで下さい」と仰っているので…
ここは遠慮いやいやいや気にしますよ!(笑)
当初読みきり予定だった、という名残がまさにここに出ています。
一話全体、それ以降よりもポエミー(詩的)な度合いが強い。
ポエム度が高いという事は、この場合ナレーションが強い
=多分に自己完結的って事なんですけど
この設定、状況で主人公純夏の自己完結が強いというのは、どういう事か?
→なんと頭の方で引用した「ストロベリーパニック」の六条会長用の感想が
今度はそのまんま適用できてしまう、という事なのです。
第一話の純夏には、そこで書いたところの“高潔な覚悟”が
ほとんど備わっちゃってる、という話。
ここで涙を流すというのが象徴的で、これは「断念の涙」なんですよね。
自分の中で本当に可能なものとそうでないものを峻別してしまった時に流す
自分と向かい合えたからこそ流せる綺麗な涙で…実は
僕の本当に本当に大好きな、そして高垣彩陽さんファンのきっかけとも言える
『true tears』の涙とかなり同質だったりします。
true tears vol.7 [DVD]
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2008-09-26

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祈・ブルーレイ化!僕は全巻買ったけど、BDが出るから
買うのは待つべし!(笑)←アフィリエイト活用する気なし

つまり「ここで本気の演出(描写)で泣けちゃう純夏は、もう先に進めるよね」というか
かなり第一話の純夏は、物語的に「あがり」を迎えてるんですよね。
(二話前のインターミッション話で、茶濁して誤魔化してますけどw)
二話以降でも純夏が泣いているシーンはあるものの、デフォルメ処理ばかりで
それが逆に一話の強さをアピールしています。
シーンとして、意味が強すぎる。
けれど、演出としては最高に決まっている。
…ここをアニメ化の際、倉田英之先生なり監督なりが
第一話でどう処理するのか。それがもの凄く気になっています。
一話と二話は、このままだと実は
地続きのようで、地味に地続きではないので…プロの脚本家が気付かないわけがない。
けれどシーンとして美味しい、象徴演出として視聴者に周知させるエネルギーは抜群。
…どっちを取るんでしょうね?どうするんでしょうね?
この点、ワクワクが止まりません。ここは、アニメ化の前に読んでおいてよかったかも。

〜オマケ・このブログは高垣彩陽応援ブログです〜
というわけで、あとはただの高垣彩陽ファンとしてのささめきごと、じゃなかった戯言。
演技の方向としては今『ファイト一発!充電ちゃん』で演じている
アレスタの延長上になると思いますが
それと『デルトラクエスト』のジャスミンが見せたような素直な感情の発露と
どうバランスをとるかがポイントでしょうか。
とはいえ、高垣彩陽という役者に関しては「○○みたいな声」という捉え方だと
取りこぼしが出るんですけどね。声幅が広い以上に
当てはめ(技術)で演じようという気はないでしょうから。
個人的に彼女はもっと、かわいい系の声を活かして欲しいと思っているので
ツッコミシーンや「やったぁ〜(感涙)」の時などに見せると思われる
裏返る感じの声を、沢山聴ける事を期待しております。

また、妙に動じず格の高いおいしいキャラ、
村雨家の家政婦さん「早澄野江」さんにも注目。
主に名前に注目。

野        江   

あやひーが作中で他人のことを
「のえ」って呼ぶ━━━━━━ヽ(´∀`*)ノ ━━━━━━!!!!

…ここ、注目ポイントか?(笑)
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