ひまわりのむく頃に

アクセスカウンタ

zoom RSS 『サマーウォーズ』を観てきました。(ネタバレ無し、理屈こね無し編)

<<   作成日時 : 2009/08/23 21:38   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

『サマーウォーズ』、観てきました。
エンターテイメントであること、エンターテイメントであり続ける事を宣言した
そら恐ろしいほどのマイウェイな意志力を感じるアニメーション。
僕個人としては、想像していたよりずっと楽しめましたし
素直に愉しみながらも色々と考える事ができ、面白かったです。
全肯定する気はまったく起きないけれど
その肯定できない部分も含めて、一つ傑作と言っていいんじゃないでしょうか。

文字と戯れる人は、リアクションに困る作品なのかもしれません。
「肯定できない部分もあるけれど、良いと思う」という意見があっても。
作品の持つ、細かい作品分析を度外視した、
エンターテイメントとしての力量によっておそらく確保できている
大多数の「肯定!良かった!」と
「良い」で括られてしまいそうで。
そうなると
「ちょっと待て、全肯定で観られる作品じゃねえぞ!」と
ツバ撒き散らしてがなりたてたくなる気持ちを喚起させるというか…
苦言を呈したくなる余地はプンプンにある作品だと思います。

が、個人的には「それは作り手も気付いているんじゃないか?」とも思う。
僕らが突っ込めるようなものは、当然
プロ中のプロは気付いているんじゃないかと。
TVシリーズならまだしも、構想3年ですからねぇ。
ブレてる場合じゃないだろうと。
それなのに、ここまでの「手当てのなさ」。
隙を隙としてそのまま放置する凄み、といいますか。
普通、説明ゼリフ一つ入れるなりして補強したくなるんじゃ?
(そういう小手先のフォローが往々にして作品をちっさくするんですけどね)
という部分も、堂々とそのまんまで押し切ってくる。
この迷いのない筆致は、やはりただのエンターテイメントにとどまらない
作家性、個人の才能の範疇とも思わせるものがありました。
エンターテイメントと作家性がもし正反対のものだとしても
エンターテイメントを貫く取捨選択に逆に作家性が見えた、みたいな。
一言で言うと「鋼鉄のエンターテイメント」といったところで。
エンタメに徹するというと、そこには
媚びであったり阿(おもね)りであったり…というものが感じられがちですが
ここまで貫いてしまうと、逆にそこには
強大な作家魂みたいなものを感じてしまうなぁ、という。
そんな「そら恐ろしい清涼飲料水」でしたね。
個人的には、良い意味で。

当ブログは声優・高垣彩陽さんを応援するブログなので
彼女にとって『サマーウォーズ』はどうなんだろう、という事も
考えながら観ておりました。

高垣彩陽さんは、東京生まれ東京育ちという
そこだけを掬いとれば「現代の都市生活者」らしい方ながら
その実、10人を越える家族との共同生活があり
祖母という世代を隔てた存在との交流機会が日々あり
家族や親戚でパーティをするような、暖かい家庭の中
あの素晴らしい人格(僕にとって)を育んでこられた方なので…
この作品の極めて記号的な「都会」と「田舎」という対比においては
おそらくすんなりと「田舎」側に感情移入して観る事ができるのでしょうね。
きっと疎遠になった親戚に会いたくなった、とか
弟妹や両親祖父母と観たい、というような
極めて真っ当な感触を得るのではないだろうかと思いますし
それは全然悪い事じゃないですよね。
言葉を操る人は、あたかもそれのみが深遠に達する方法だ、みたいな
一種の驕りを覚えやすいんだろうと思う。
でもまぁ、感じたものをどう活かすか、という
リアルな感受性には敵わない部分もあるものです。

ところで、本日の映画は「大ヒット御礼!」って事で
細田守監督、神木隆之介さん、桜庭ななみさんが
上映後舞台挨拶にこられていたのですが。
こう、上映直後の祭りの狂騒に参加するのだ、という時期でもなく
そういう人も一巡しての複数回目鑑賞であるだろうことから
なんか、こう、観終わった後妙に映画館しんみりとしていて
進行の方が「割れんばかりの拍手」と言うのも
なんだか空々しい、妙に虚脱感溢れる時間となりましたとさ(笑)
それだけ、エンタメに徹しながらも
おおくの人に「感じさせた」という事でもあるでしょう。

舞台挨拶の内容自体は、まあ別に面白くもなんともなかったし
若干恐れていた、ロングランCMなんかに使われそうな
「サマウォ、さいこーう!イェーイ!」みたいな
撮影を強要されることもなく(笑)そこは安心したのですが
1人、凄い撮影している客がいて
自分とまるで関係ないのに、イライラし通しでしたねぇ。
女性の方なんですけど
おそらく神木さんのファンなのかな?
こう、拍手などのタイミングに合わせて
思いっきり身を乗り出して、写真とってるんですよね。
しかもフラッシュたいて。おいおいと。
もうちょい引け目は持たないのかと
(まぁ、フラッシュ炊かないなら許す!って話でもないけど
 堂々と「何が悪いの?」って体で、何か気に入らない)
舞台挨拶が終了した直後、ものっすごいスピードで
ダッシュで出ていった(一番かも?)のは笑いましたが
…あれ、ひょっとして記者か何かなのか…?
いや、でも普通の客席…。むーん。
そんな不思議なカメラ姉ちゃんの印象ばかり残る
舞台挨拶でしたとさ。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『サマーウォーズ』を観てきました。(ネタバレ無し、理屈こね無し編) ひまわりのむく頃に/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる